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このページではランドローバーについてのお役立ち情報をご案内します。

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ランドローバーを買う前に知っておきたいこと

ランドローバーは「きちんと」整備すれば長持ちするのだが・・・

 ランドローバーというクルマは、キチンと整備さえすればものすごく長持ちするクルマなのですが、問題なのは「きちんと」整備されているランドローバーというのは、実は意外に少ないのです。この事実を先ずはおさえておく必要があります。

 キチンと整備されない根本原因は、ほとんどの整備工場もユーザーも、日本車の感覚でランドローバーを取り扱うことにあります。構造や考え方が違うのです。

 具体的に申しましょう。

 ランドローバーのフロントタイヤ(前車輪)の付け根部分を「スイベルハウジング」と言い、中にCV(しーぶい)ジョイントと呼ばれるものが入っています(密閉されていますので外からは見えません)。CVジョイントというのはフロントタイヤに駆動力を伝達するジョイントで、他の四駆はグリスで潤滑しているのですがランドローバーはギアオイルオイルをしています。
(注:後にスイベルグリスという専用グリスが使われました)

 スイベルハウジング内のギアオイルは漏れていつの間にか無くなっていることがありますので、定期的にオイルの量を点検し、また交換する必要があります。(泥濘地や深い水に入るとオイルが白濁する場合もあります)

 ところが、国産四輪駆動車ならびにランドローバー以外の外国製四駆はグリスにより潤滑されていますので、オイル点検・交換という考えがそもそもありません。

 スイベルハウジング内のオイルは、水と混ざって白濁したり、シール不良により長期の間にオイルが減ってしまうことがあります。シール不良によりオイルが抜けきってしまっているのに気がつかず、そのまま走らせているランドローバーは現実にあります。スイベルのドレインプラグ(オイルを抜き取るネジ)を取り外しても、沈殿汚物で穴が詰まってオイルが出てこなかったり、そもそもオイルが入っていなかったというランドローバーを、私自身何台も見てきました。

スイベルハウジング

上の写真はクラシックレンジローバーの前右タイヤの付け根です。

「スイベル室」とあるのがスイベルハウジングです。

CVジョイント

スイベル室の中にはこんな車軸(シャフト)と継ぎ手が入っています。

この継ぎ手を''CVジョイント''と呼びます。

CV(シーブイ)というのは、「コンスタント ベロシティー」(等速)の略です。「等速ジョイント」または「等速継ぎ手」と呼ばれる事もあります。


そしてこれが、破損したCVジョイントです。
CVジョイント

スイベルハウジング内にキチンとオイルが入っていれば、
こんなふうに壊れることはまずありません。

オイルが入っていない状態で走り続けることは、
ランドローバーに「壊れてください」と言っているようなものです。

 また、プロペラシャフトには、グリスニップル(グリスを圧入する注油口)が付いています。この構造は、定期的に指定された品質のグリスを給油してこそ、末永く使えます。

 ところが、グリス給油をしないまま10年以上使っているランドローバーもあります。これでは無整備(ノンメインテナンス)耐久試験をしているようなものです。

 なぜこのような事が起こるのか?

 理由は簡単、ランドローバーの構造を知っている自動車修理屋さんが少ないからです。

  • スイベルハウジングにオイルが入っているという発想がそもそも、無い
  • プロペラシャフトにグリスニップルが付いているということ自体、知らない

 先ずは以上の事実をおさえておくことが、買った後で後悔しないランドローバーに巡り会うための第一歩となります。

 いま現在、日本国内の中古車の価格(値決め)は、ほとんどが外観で判断されます。ボディの凹み、塗装の状態、内装の汚れ、等です。これに較べ、エンジンやトランスミッション、駆動系、サスペンションの状態は、あまり考慮されません。

 もはや、ほとんどのクルマがメインテナンスフリー化しており、整備の善し悪しによってクルマの程度の違いが出るような構造にはなっていない結果といえます。

 しかしながらランドローバーは上で述べた通り、パッと見ではキチンと整備されているクルマなのか、乗りっぱなしでロクに整備されていないのかの見分けがつきません。

そして困った事に、「調子良いよ」というオーナーさんの言葉とは裏腹に、「ノンメインテナンス」(まったく整備されていない)のランドローバーは数多く存在します。

 ランドローバーの中古車の善し悪しは、見えない部分の整備がキチンとなされているかどうかで、雲泥の差ができてしまいます。


 端的に言ってしまえば、ランドローバーは「造りが古い」ということです。

 ランドローバーは、現代のクルマのように、グリスニップルもなく、デフギアのオイル交換はほとんど不要(ハイポイド歯車の切削精度がものすごく良くなったため、オイルが汚れない)というクルマではありません

 その代わりランドローバーは、ブラックボックスとなってしまった「いじれる所がない」現代のクルマにはない面白さがあります。

 そして、キチンと点検・修理さえすれば、30年でも40年でも、50年でもそれ以上でも、末永く使えるクルマです。

このことを念頭において、ご購入を判断していただきたいと存じます。

 具体的には、以下をチェックされることをお勧めさせていただきます。

1.整備手帳を見て、点検、修理の履歴がきちんと残っているか。

2.販売業者さん(個人売買の場合はオーナー様)に、以下を聞いてください。

  • スイベルのオイル交換(日付、走行距離、オイル番数)
  • デフ(前、後ろ)のオイル交換(日付、走行距離、オイル番数)
  • プロペラシャフトのグリスアップ(日付、走行距離、グリス名)
  • トランスファーのオイル交換(日付、走行距離、オイル番数)
  • トランスミッションのオイル交換(日付、走行距離、オイル番数)
    オートマチック(AT)の場合は作動油(デキシロン2または3)の交換(日付、走行距離、作動油名)
  • エンジンオイル、フィルター交換(日付、走行距離、オイル番数)

 通常、クルマ好きな人でもエンジンオイル程度しか聞かないし聞かれないと思います。しかしランドローバーでは全く不十分です。

 ここでのポイントは、いきなり「スイベル」から聞いてください。

 相手が「???」という顔をしたら要注意です。

 ランドローバーはスイベルハウジングからのオイル漏れが結構あるので、業者がスイベルについて関心が無いというのはそもそもおかしい。

 個人ユーザーなら最低でも年に1度はスイベルハウジング内のオイル点検・交換をしなくてはならないのに、言葉に詰まるのはそもそもおかしい。

 言葉に詰まる人からは買わない方が無難です。

 まあそれでも、最悪、部品を交換すれば済むことなんで、買ってしまったら後はじっくり自分でメンテをしていく、と。ランドローバーは手を入れればキチンと応えてくれるいいやつです。

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