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買ってから知っておきたい事

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このページではランドローバーについてのお役立ち情報をご案内します。

お役立ち情報

ランドローバーを買ってから知っておきたいこと

エンジンオイル 高けりゃ良いってもんじゃない---「高級オイル」のワナ!

ランドローバーのエンジンオイルは何をお使いでしょうか。

もちろん、ランドローバーの取扱説明書に書かれている番数のオイルを使えば良いわけです。

・・・話しはこれでお終いなのですが、現実として多くの愛好家は様々なオイルを使っていらっしゃいます。

多いのが、「高級オイル」と呼ばれる化学合成オイルです。

しかし、これはランドローバーのエンジンにとって、決して良いものではありません。

その理由は簡単です。

高級オイルを開発する際に想定するエンジンの設計年代と、ランドローバーのエンジンの設計年代とがあまりに違い過ぎるからです。

化学合成の高級オイルは、例えば競技(レース)用エンジンのように精度高く設計されたエンジンのために最大限の高い馬力とトルクを発揮するよう設計されたオイルです。

かたやランドローバーのエンジンは、競技用エンジンとは設計思想が全く違います。ランドローバーシリーズ1、シリーズ2,シリーズ2a、シリーズ3は明らかに耐久性を重視した「仕事をするクルマ」ですし、レンジローバーに搭載されたV8ガソリンエンジンは基本設計が1960年代。その後改良を加えたとはいえ、どう考えても最新のエンジン(レクサスやF1エンジンとか)とは、出来が違います。

この事実を無視して、ただ闇雲に「高いオイルだから良いだろう」と使っても、良いことはありません。

具体的には、エンジンオイルがやたらと減る、エンジン音がうるさくなる、といった症状が出ます。

ではどんなオイルを使えば良いかといいますと、昔の設計のエンジン用のオイルというわけです。

例えば、ハーレーダビッドソン指定のエンジンオイルはランドローバーと同じく、昔の設計のエンジン用のオイルです。

旧年式ランドローバーのエンジンにふさわしいオイルはちゃんと日本でも手に入りますので、キチンと選んでお使いになればランドローバーも喜びます。


ミッション、トランスファー、デフオイルは何番を選ぶか?

 結論からいえば、取扱説明書に書かれている番手(ばんて)を選べば良いわけです。

こいうところに何ら『創意工夫』は必要ありません。メーカー指定の番号のオイルを使う、と。

 クルマ好きの方(もちろん私も)は往々にして、自分のクルマには『スペシャル』 『特別』なものを使おうという気持ちになりがちですが、機械は決して喜びません。

例えばクラシックレンジローバー1990年型なら、

  • オートマチックトランスミッション ATF(エーティーエフ) デキシロン2D(Dexron II D)
  • トランスファー LT230(ディフェンダー等に採用されている、シフトパターンが「日」) ハイポイドギアオイル(Hypoid Gear Oil) 90番
  • トランスファー ボルグワーナー製(クラシックレンジローバーに採用されている、シフトパターンが一直線) ATF(エーティーエフ) デキシロン2D(Dexron II D)
  • スイベルハウジング(Swivel pin housing) ハイポイドギアオイル 90番 → 後にスイベルグリスに変更されました
  • デフオイル ハイポイドギアオイル 90番

というふうになります。

オートマチックトランスミッション作動油(ATF)の注意点

クラシックレンジローバーや1990年代のディフェンダーに採用されているZF(ゼットエフ)製 4HP-22 4速オートマチックトランスミッションは、BMWその他乗用車にも幅広く搭載されている、世界の汎用ATミッションです。名機といって良いかと思います。

AT作動油を定期的に交換していれば、非常に耐久性があり、30万キロでも40万キロでも、問題なく正常動作するはずです。

ただし、中古のATミッション(オートマミッション)についてよく言われることとして「AT作動油(ATF)を長期間交換していなかった場合、作動油交換をすると調子がわるくなる」ということが挙げられます。

例えばクラシックレンジローバーの場合、30年程度経過しています(2022年時点)ので、それなりの覚悟を持って、ATFを交換することになります。


幸いにも2022年現在もなお、日本国内で ZF 4HP-22 ミッションを分解修理(OH オーバーホール)してくれる業者さんがいらっしゃいます。

修理業者さんをご紹介すること可能ですので、ご希望の際はお問い合わせくださいませ。



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