ノギスの使い方
このページではランドローバーについてのお役立ち情報をご案内します。
■お役立ち情報
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- 2ページ:ランドローバーを買ってから知っておきたいこと
- 3ページ:壊れてしまいました
- 4ページ:お楽しみ工作
- 5ページ:ノギスの使い方(このページ)
- 6ページ:オートベルトテンショナーの見分け方
ノギスの使い方
部品の寸法を測るときに便利なのが「ノギス」という道具です。
例えば、こんな部品の直径を測るときに使います。
外径の測り方
これはクラシックレンジローバー用のディスクブレーキのピストンです
それでは、さっそく測ってみます!
まずはノギスが正確かどうか確かめるために、
ピタっとしめたときにきちんと「0」になっているかどうかを確認します。
何もはさんでいないときに0(ゼロ)になっていることを確認します。
いよいよ部品にノギスをあてます。
部品にノギスを当てる。
ノギスをピタっと合わせます。
部品をノギスにピタっと当てる
目盛りを読みます。
下の目盛りの0が指し示す、上の数字を読みます。
41ミリと少し、を指し示しています。
より詳しい数字をこれから確かめます。
ノギスの上と下の線が一致している場所を探します。
上と下の線が一致している場所を探す
そうしますと、2と3の間の線が一致していることがわかりました。
※
2とは「0.20ミリ」を表します。
3とは「0.30ミリ」を表します。
2と3の間ということは、「0.25ミリ」ということになります。
以上の結果、この部品の直径は
41.25ミリ
ということがわかりました。
【補足】
1。
ノギスは、最小目盛りが0.05ミリ(1/20mm にじゅうぶんのいちミリ)刻みです。
もし上と下の線が一致していなかった場合、最も一致している場所の数字を読みます。
2。
ノギスでは、41.23ミリなのか41.27ミリなのかを厳密に知ることはできませんが、小数点以下1ミリまでわかればほとんど不便はないかと存じます。
3。
より詳しく測定するには、「マイクロメーター」を使います。
内径の測り方
次に、内径の測り方をご紹介します。
このような円の内側の直径を測ってみましょう。
内径にノギスを当てます。
ノギスの尖った方を内側に差し入れます。
ノギスを内径の直径(一番大きい場所)にピタッと合わせます。
数字を読みます。
31.8くらいでしょうか。
細かい数字を読みます。
上と下の線が、8と9のあいだでちょうどぴったり一致しています。
ということは、
この内径は、31.85mm(ミリ)
ということがわかりました。
深さのはかり方
ところで、ノギスは穴の深さも測ることができます。
ノギスのお尻にある、細長い棒を出して穴に差し込みます。
穴の底に当たる迄細い棒をのばします。
細い棒が底に当たったら、そーっと引き抜きます。
ノギスのお尻から飛び出ている部分の長さが、穴の深さになります。
おおよその数字を読み取ります。
22.8くらいでしょうか。
上と下の線が一致している場所の数字を読みます。
ちょうど8のところで線が一致しています。
ということで、この穴の深さは
22.8mm(ミリ)
とわかりました。
以上の通り、ノギスは
- 外径
- 内径
- 深さ
という3種類の寸法を測ることができる、大変便利な道具です。