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質問コーナー3 BPJ【英国四輪駆動車部品販売】

質問コーナー3

Q.2インチアップして柔らかいサスペンションにしたいです。


2インチアップ で 柔らかい コイルスプリングは、存在しません。


2インチアップコイルスプリングは、アフターパーツがいくつか販売されているものの、どれもが、クラシックレンジローバー用のノーマルの柔らかいものよりもかたいです。

つまり、2インチアップコイルではかたくなり、柔らかいコイルを選ぶとリフトアップしません。


ランドローバー用コイルスプリングの一覧表を以下からご覧いただけます。

コイルスプリングばねレート
https://www.evernote.com/l/ABzpBVyzRH9B_JjP97IvICj4s2_Abt0VuU0


手っ取り早く柔らかいコイルスプリングにしつつ、2インチアップするならば、コイルスプリング下にスペーサーをはさみ込むという手もあります。

車種とエンジンによって、加えてウインチ等の装備によって、前後車重が変わってくるため、同じコイルスプリングを取り付けても、静止状態(1G いちジー)での縮む量が変わってきます。


  • V8エンジン か ディーゼルエンジンか
  • クラシックレンジ か ディフェンダー 90 か 110 か 130 か
  • ウインチ、荷台積載、ルーフキャリア 等


前後左右が水平になるようにスペーサーで調整するのも手です。


スペーサーは、自作するか、金属加工業者さんにお願いするか、売っているものを買うかします。ご購入ご希望の際はお問い合わせください。


モーグル走行の場合はスタビライザーを外すとストロークが伸びます

モーグルのように、片輪が縮んで片輪が延びる地形では、スタビライザーを外すとサスストロークが伸びてタイヤが浮きにくくなります。

ただしジャンプのように、左右タイヤが同じ動きをする場合には、スタビライザーが付いていようが外していようが同じです。

なお、スタビライザーを外すと高速道路でのカーブでロールしやすくなります。

特に、ディスカバリー1は屋根が鉄板につき、屋根がアルミ製のクラシックレンジローバーよりも重心が高いためロールする量が多くなります。

とはいえ、クラシックレンジローバーでもディスカバリー1でも、スタビライザーは元々付いていなかったわけで、時代とともにオーナー様の走り方が変わってきた、ランドローバーに求めるものが変わってきた、ということが言えるかと思います。

オーナー様によって好みははさまざまだと思います。

味わってみて、好みの設定にされることが、長いランドローバーライフを豊かにする営みと存じます。


リフトアップに伴いやること

ランドローバーの場合、2インチまではあまり問題は出ませんが、それ以上になると、様々な場所で悪影響がでます。つまり、対策パーツにお金が掛かるようになります。

2インチアップ迄ならば、ブレーキホースを長いタイプに交換する位であまり問題は出ません。

  • ブレーキホースを長いものに交換。

たまに、ハンドルが左右に振れる(シミー現象と呼ばれる、走行中に路面の凸凹をきっかけとして突然ハンドルが左右に振られ続けて止まらない)場合がありますが、その原因は、キャスター角度が0度に近くなっているためです。その場合は、フロントラジアスアームをキャスター角度補正タイプに変更します。

  • フロントラジアスアームをキャスター角度変更タイプに交換(3度タイプと6度タイプあり)

2インチアップすると、キャスター角度が約3度くらい、減ります。

つまり、ノーマルでキャスター角度が3度なので、2インチアップするとほぼゼロになるという意味です。

もっとリフトアップしている車両ではキャスター角度がマイナス値になります。

この状態になると、シミー現象が出やすくなります。

2インチアップの場合はキャスター角度3度補正タイプを使用し、それ以上リフトアップする場合は、キャスター角度6度補正タイプを使用します。どちらか悩む場合は、いっそのこと6度補正タイプにしておけば将来悩む必要がありません。(これ以上のキャスター補正はいまのところ存在しません)


また、プロペラシャフトから異音が出る場合は、プロペラシャフトを広角(ワイドアングル)タイプ、または、ダブルカルダンジョイント付きに交換します。

  • プロペラシャフトを広角(ワイドアングル)タイプ または ダブルカルダンジョイント付き に交換


それ以外の対策パーツとしては、以下があります。

  • Aアームボールジョイントを広角(ワイドアングル)タイプに交換
  • リアアームを広角(ワイドアングル)タイプに交換



サスペンションは、いじればいくらでもいじれるものの、何のために、どのように、予算はいくらまで掛けられるか、をじっくりと、1年でも2年でも、あるいは一生かけて、追求していくことになるかと存じます。


ランドローバーのノーマルコイル、および、アフターパーツを一通り試して見たのですが、アフターパーツのコイルはかためにつき、ノーマルコイルよりもオフロード走破性がわるくなることがしばしばありました。

理由は、コイルがかたいと、片輪が縮んで他方が伸びる際に、左右のトラクションが均等に得られず、片方のタイヤがスリップするためです。


ところで、オフロードカーに絶大な人気を誇る「コイルオーバー」と呼ばれるサスペンションを、当店クラシックレンジローバーに取り付けてみました。


クラシックレンジローバーにKINGコイルオーバーを取り付ける

クラシックレンジローバーのリアサスにKING製コイルオーバーを取り付けた


様々なアフターパーツが販売されていますので、ご興味があればお問い合わせください。




故障・不具合の事例その1 
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=sKKWTL

故障・不具合の事例その2
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=hZP98L

質問コーナー1 
クラシックレンジローバーのフロントシートを外す方法
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=6dyhgR

質問コーナー2 セルフレベリングユニットの役割
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=nkBlFE

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2インチアップして柔らかいサスペンションにしたいです。
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=6Fie52




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