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エアコンコンプレッサー クラシックレンジ

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2023年4月2日

エアコンコンプレッサー クラシックレンジローバー

4月に入り、お住まいの地域によっては暑く感じられる季節になりました。

エアコンの調子がわるく、エアコンコンプレッサー(= クーラーコンプレッサー)のお問い合わせをいただきましたので、以下、最新情報をご案内させていただきます。


エアコンコンプレッサーは サンデン製 と デンソー製 があります


クラシックレンジローバーに使われているエアコンコンプレッサーは、年式により、サンデン製(SANDEN)と、デンソー製(DENSO)の2種類があります。(それ以外もあり得ますがここでは割愛します)


  • サンデン製 SANDEN SD-709 前期モデル(ブイベルト駆動)
  • デンソー製 DENSO 最終モデル(サーペンタインベルト駆動)部品番号 BTR5750


見分け方としては、

・ブイベルト駆動の場合、サンデン製。プレートに SANDEN SD-709 と書かれています。

・サーペンタインベルト駆動の場合、デンソー製。DENSO 等、文字が書かれていると思います。


文字が見つからなければコンプレッサーの写真をお送りください

コンプレッサーに文字が見つからなければ、写真を撮って私にお送りいただければ、こちらで判断させていただきます。

見積もりフォームには画像添付ができないため、最初にフォームを送信した後に、追っかけ自動返信メールが届きますので、それに画像を添付する形でお送りください。



以下、それぞれ説明します。


サンデン製 SANDEN SD-709(ブイベルト駆動)

SANDEN SD 709 クラシックレンジローバー

クラシックレンジローバー(前期モデル ブイベルト駆動)対応のエアコンコンプレッサーです


このサンデン製コンプレッサーは、日本のサンデン工場にて、リビルド修理が可能です。

英国から仕入れる新品よりも、日本のサンデン工場でリビルド修理したもののほうが、品質が安心につき、当店では、取り扱いせず、日本のサンデン工場様にて修理をおすすめしています。

なお、コンプレッサーOH(オーバーホール)部品は流通しておらず、サンデン工場にての修理となります。

サンデン工場様は、サンデン特約店様とのみ取引されています。

修理工場様と取引のある電装業者(サンデン特約店)さんを通じて、リビルド修理を依頼してください。

当店は、サンデン工場様との取引はありませんが、サンデン特約店の電装業者さん(東京都)をご紹介することが可能ですので、ご希望の際はお問い合わせください。


ところで、サンデン工場様におかれましては、コンプレッサー本体のリビルド修理はされますが、コンプレッサーに付いている「サービスバルブ」と呼ばれる、バルブ付きのホースジョイント部品については、リビルド修理の範疇外です。


SANDEN SD 709 クラシックレンジローバー


SANDEN SD 709 クラシックレンジローバー


残念ながら、このサービスバルブは、ランドローバー社純正品供給終了、社外品なし、につき、確保叶いません。

コンプレッサーのリビルド修理が完了し、ホースを取り付けて、ガスを入れたらサービスバルブの「バルブを開閉する際に回すねじ部分」からガスが漏れた、という事例が、過去にありました。


サービスバルブからガス漏れした場合

サービスバルブからガス漏れした場合、サービスバルブが確保できないため、修理工場様にて、以下の通り対応されたとのことでした。

  • サービスバルブのバルブ部分の内部構造物を取り外してガスが通るようにした。
  • 「バルブを開閉する際に回すねじ部分」を溶接して、ガスが漏れないようにした。
  • これにより、サービスバルブは、単にホースを接続するジョイントの役目を果たすのみとなった。
  • 別途、ホースの途中に、汎用サービスバルブを取り付けた。つまりホースを改造した。


以上です。


サービスバルブから漏れている場合は、修理工場様にこのブログを見ていただいて、修理できるのでしたらそれで結構ですし、できない場合は、修理工場様をご紹介すること可能ですので、ご連絡ください。


デンソー製 (サーペンタインベルト駆動)

デンソー製は、クラシックレンジローバー最終モデルに使われている、サーペンタインベルト駆動のコンプレッサーです。

サーペンタインベルトというのは、平べったいベルトです(内側に溝が7本)。

このコンプレッサーは、これまでお問い合わせいただいたことがほとんどないところをみると、まだ寿命が来ていないということなのかもしれません。




以下は、どちらのコンプレッサーにもあてはまる内容です。


コンプレッサーが故障する原因の一つに潤滑オイル不足があります

コンプレッサーが故障する原因の一つとして、ガス補充の際にガスだけ補充して潤滑オイルを補充しないことが挙げられます。

ランドローバーに限らず、クルマ全般に共通することとして、ガスが少なくなったら都度、ガスを補充している車両もあるとお聞きします。

特に134a(いちさんよんエー)ガスは比較的安価で、エアコン修理をするよりもガス充填のほうが安いことから、毎シーズン、ガスを補充する車両もあるようです。

その際、コンプレッサー内部の潤滑オイルも補充しないと、だんだんと潤滑オイルが少なくなっていき、故障に至ります。


故障の原因が、潤滑オイル不足であるかどうかにかかわらず、コンプレッサーが故障した場合、破片がガスの循環回路を巡ることがあります。


壊れた破片が、ガス循環回路を巡った場合

コンプレッサーの内部部品が砕けて破片が出ると、ホース、エバポレーター、コンデンサー、レシーバードライヤー、に巡ることになります。

破片に気が付かずに、コンプレッサーを交換しても、破片がコンプレッサーに入って、コンプレッサーを破壊します。


破片が回路を巡った場合は、エアコン構成部品を取り出して、一つ一つ丁寧に、洗浄していく必要があります。具体的には、入口を良くみて、破片がないかどうか調べる、振ってみる、エアブローをする、パーツクリーナー等で洗い流す、等々、ありとあらゆる方法で、異物を除去します。


どの場所の故障もそうですが、重症化すればするほど、手間がかかり、時間がかかり、お金がかかります。


早期発見、早期手当、をお勧め申し上げます。




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