クラシックレンジローバー / ディフェンダー部品 全国通販

トランスファーギアボックス クラシックレンジ

<トップページ   <<ブログ一覧

前のブログ 2023年3月29日 タイミングベルト 専用工具 SST DEF 300TDI
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=x0vFOq

2023年3月30日

トランスファーギアボックス クラシックレンジ

クラシックレンジローバーが走行不能になり、よくよく調べたら、トランスファーギアボックスのシャフトの一部のスプライン(ギザギザの山)がずるむけになっていたとのことでした。

そのシャフトは納期未定の状態で、他の細かい部品の確保の目処が立たなかったため、トランスファーASSY(アッセンブリー 一式)を英国より取り寄せさせていただきました。


トランスファーギアボックス クラシックレンジローバー

クラシックレンジローバー用トランスファーギアボックスです


クラシックレンジローバー用トランスファーギアボックスは、ディフェンダーやディスカバリー1に搭載されているトランスファーギアボックスとは異なります。

クラシックレンジローバー用トランスファーギアボックスの特徴は以下の通りです。

・ボルグワーナー製

・シフトパターンが、L - N - H (ロー ニュートラル ハイ)の一直線パターン

・シフトノブはこんな形です。

トランスファーギアボックス クラシックレンジローバー

右側がトランスファーギアボックスのシフトノブ

ロー ニュートラル ハイ の一直線です


・センターデフロックはビスカスカップリングで自動制御

リアプロペラシャフトが接続されるフランジの隣のふくらみに、ビスカスカップリングが入っています。

このビスカスカップリングにより、前後輪の回転差が生じると自動ロックする仕組みになっています。

このビスカスカップリングはこのような形をしています。

センターデフ ビスカスカップリング クラシックレンジローバー

センターデフ ビスカスカップリングです


このビスカスカップリングは、前後輪の回転差が大きくなると完全にロックされます。

過去に、フロントプロペラシャフトを取り外して二輪駆動(FR リア駆動)で1,000キロ程度を、アスファルト、砂利道、オフロード、高速道路、と走ってみたことがありますが、しっかりとロックされて、ふつうに運転できました。

もちろん、二駆なので、元々のフルタイム四駆に較べればオフロード性能は劣りましたが、クラシックレンジローバーの二駆は、ふつうの二駆のクルマに較べればはるかにオフロード性能は高いと実感しました。


ビスカスカップリングが故障すると、センターデフが効かなくなり、あたかもパートタイム四駆のように、ハンドルを切ると前後輪の回転差を吸収できなくなり、タイヤが滑ります。(駆動系にストレスがかかる)

故障しても、オフロード性能を失わない設計になっており、いかにもランドローバーらしい設計思想と感心します。


このビスカスカップリングは、ランドローバー純正品は供給終了していますが、リビルド修理品は確保可能です。

センターデフ ビスカスカップリングの販売ページはこちら

RTC6044 センターデフ ビスカスカップリング クラシックレンジローバー
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=KHAXKa

トランスファーギアボックス クラシックレンジローバー





このブログ 2023年3月30日 トランスファーギアボックス クラシックレンジローバー
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=rEwxfx




後のブログ 2023年3月31日 クラシックレンジローバー用パワステホースリビルド修理を承っています
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=chufAN




ブログ一覧 BPJ【英国四輪】
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=QNg90p


powered by HAIK 7.0.5
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional