競技用安全タンク(ATLタンク)BPJ 英国四輪
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2023年3月14日
競技用安全タンク(ATLタンク)取り付け
オフロードレースに参加するために、マシンの装備を替えていく必要がりますが、その一つに、燃料タンクがあります。
いわゆる『安全タンク』と呼ばれるものです。
クラシックレンジローバーの荷台に安全タンクを取り付けました
写真下の銀色の四角形の箱が燃料タンクです。
赤色のが給油口キャップです。
銀色はアルミ板でできたタンクのカバーで、中身は黒色樹脂製のタンクです。
燃料タンクの前方にある黒色の箱の中には、オプティマバッテリーが入っています。
競技用の安全タンクは、いくつかメーカーがありますが、その中の一つ、
ATL(Aero Tec Laboratories エアロテックラボラトリーズ 略して ATL)社のものにしました。
ATLホームページ(アメリカ)
総合ページ
https://www.atlltd.com/
自動車競技用燃料タンク
http://atlinc.com/racing.html
安全タンクは、サーキット走行の競技ではFIA規格に則り有効期限が定められているようですが、日本国内のオフロード競技の、すくなくとも当店が参加しているレースでは、厳密な定めはなく、FIA規格では有効期限が切れたもの(サーキット競技で使用不可)でも、使用OKとなっています。
製造されてからかなりの年月が流れているものの、先達にお聞きしたところ、安全タンクが経年劣化して壊れた事例はない(もちろん限度っちゅうもんがあるとは思いますが)とのことで、とりあえずは使えています・・・近い将来、更新することになると思いますが、ともかくも、ひととおり、早急に形にしてイメージをつかむのが先決と思いまして、中古品を取り付けました。
容量は8ガロンです。(アメリカで使われている1ガロン=3.78リットル、8ガロン=約30リットル)
耐久レース(2時間とか3時間)ですと途中で給油が必要な容量ですが、マシン点検、ドライバー交代(一人で走ってもよいが複数人が走行体験をしたい)を含めて、時々ピットに戻るので、大容量タンクにこだわらず、とりあえずこれで行きます。
なお、レース中の燃費は、リッター3キロ程度から、わるいとリッター1キロ台程度のようです。
ちなみに、冬場の積雪期に、自宅周辺の山道で、四輪チェーンを巻いて運行した際、リッター1.1キロ程度でした。
エンジン始動後、暖気運転もそこそこに山道に向かい、トランスファーロー、ATミッション1〜2速、時速20キロ程度以下です。
オフロードレースの場合、スピードは時速30〜80キロ程度の感じです。
もっとパワーのあるマシンは、時速100キロを超えているのでしょうが、ローバーV8エンジンはそれほど鋭い加速はしないので、100キロが出る前に次のコーナーに到達する、という感じです。
なお、タンク上面の丸いアルミ板を外すと、タンク内部が丸見えになります。
たくさんのボルトで固定されているアルミ板を外して中をみると、スポンジがボロボロになっていました。
ぼろぼろになっているスポンジを取り出してきれいに掃除して、新しいスポンジを仕込み、かつ、クラシックレンジローバーの鉄タンク用燃料ポンプを、(ステーを改造して)取り付けていただきました。
このスポンジの意味は、レース中にマシンが上下左右に踊るので、ガソリンが揺さぶられて偏ったり、気泡ができたりして、燃料ポンプが燃料を吸わなくなるのを防ぐためと、ジャンプ着地の際に、ガソリンがタンク底面に思いっきり叩きつけられるのを防ぐ、そんな意味あいと理解しています。
このスポンジは、経年劣化してボロボロになるので、数年後には新品に交換することになります。
燃料給油口は、さまざまなオプションが選べるのですが、当面は、何も追加せず、最低限の給油口としました。
なお、泥試合(どろじあい)になると、キャップ周りに泥が付いて、給油時にタンク内に泥が入るおそれがあるため、給油口に袋カバーを掛けて走行することにしています。
燃料給油口に青色のカバーをかけて泥よごれを防ぐようにしています
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