:2015年12月31日前回の続報と本年最後のご挨拶

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2015年12月31日

前回の続報と、本年最後のご挨拶

このメールは、BPJ【英国四輪】をご利用いただいている
ランドローバー愛好家様のみにお送りしています。

BPJ 英国四輪　舘脇です。
http://rangerover.morimori-forest.com

本年も今日で最後となりました。

締めくくりとして、
前回の続報と、今年最後のご挨拶をさせていただきます。

■目次

１．ABSブレーキポンプの続報

２．イグナイターの続報

３．年末年始も通常通り営業します

１．ABSブレーキポンプの続報

ABSポンプASSYは依然として納期未定の状態ですが、
モーター部分のみは新品で取り寄せできましたので
さっそく修理工場様にお届けさせていただきました。

結果、めでたく交換が完了したとのことでした。

このABSポンプ用モーターは、
もともとはセカンドレンジローバー対応の
アフターパーツとして販売されているのですが、
クラシックレンジにも使えることが判明しました。

（厳密には、モーター胴体に付いているステーは不要なのと、
配線カプラーの形状が異なるので取り替える必要があります）

こうしてモーターが新品になったものの、
ポンプ部分からの動作音が大きく、オーナー様のご意向としては、
将来的にはディスカバリー１のマスターバックに換装したいとのことでした。

２．イグナイターの続報

前回、
走行中にエンジンが突然止まる原因は、
ルーカス製のイグナイター（モジュール）不良であることをつきとめ、
インターモーター製に交換し、あわせてイグナイターを移設した
事例をご紹介させていただきました。

このページの後半です：
STC1184 イグナイター移設クラシックレンジローバーＶ８
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=YvIiNs

その後、
ご連絡をいただきまして、外気溫マイナス２、３度において
インターモーター製で走行中、エンジンが突然止まったので、
予備のルーカス製のほうに差し替えたらエンジンが掛かったのでとりあえず
そのまま使っている、とのご連絡をいただきました。

（このお電話を頂いたとき、私の頭の中が初雪のように真っ白になりました・・）

そして同じ日の午後、別の方より、同様のご連絡をいただきました。

この方は、専門店様において修理した際、
ルーカス製イグナイターに交換後、運転開始から１、２時間程度経つと
エンジンが止まるという症状をご連絡いただき、私のほうで
インターモーター製をお勧めしたのですが、それに交換したら
エンジンが掛からなくなった、ルーカス製に戻したらエンジンが掛かる、
とのことでした。

（このお電話を頂いたとき、私の頭の中が積雪５メートルのように真っ白になりました・・）

これまでインターモーター製を
100個とはいわないまでも数十個お取り扱いさせて
いただいてきたのですが、不良品だったことは一度もなく
安心しきっていたのですが、今回の２件で非常に不安になりました。

原因がイグナイター本体なのか、
他の部品との相性によるものなのか、
現時点では不明ですが、わかりしだいご連絡させていただきたいと思います。

とろで、イグナイターがディスビ脇に付いている場合は、
出先の路肩での交換は現実的にはほぼ不可能です。

茨城県　I　様のエンジンは38Dで、
ディスビ脇から移設してあったため出先の路肩でイグナイターを
簡単に差し替えて対処することができましたし、

もうお一方は、ディスカバリー１の36Dエンジンで
もともと移設されているので、これまた簡単に差し替えることができたのは
不幸中の幸いでした。

イグナイターがディスビ脇に付いている場合、
出先の路肩で交換などということは現実には不可能ですので、
イグナイター移設は今後、Ｖ８エンジンに必須の改良と言えるかと思います。

ところで、イグナイターの移設をする際に、
細かい部品を用意するのが意外に大変で、
移設に踏ん切りが付かない方もいらっしゃるかと思います。

実は、前回メールをお送りした直後に、
イグナイターの移設キットがランドローバー部品として
供給されているという情報をいただきました。

神奈川県の　I　様、ありがとうございます！

熱がこもるディスビ脇に、熱に弱い電子部品を
取り付けてはいけないことにランドローバー社も
後になって気がついたということなのでしょう。

（38Dはディスビ脇なのが、その後の36Ｄでは移設された）