2014KOHキングオブハマー解説
キングオブハマー KOH 2014 解説
2014年2月7日、世界で最も過酷なレースとも言われるオフロード競技、
キングオブハマー(KING OF THE HAMMERS 略してKOH)を観てきました。
このページでは、キングオブハマーについて解説します。
会場の場所
会場は、
Boone Rd., Landers,, California, 92285
アメリカ カリフォルニア州 ランダース ブーンロード 92285
という場所です。
グーグルマップで検索すると、ロサンゼルスから東に200〜300km行った場所ということがわかります。
旅程
地図で見る限り、飛行機でロサンゼルス国際空港まで行き、そこからレンタカーを借りて行くのがまっとうだと思います。
私の場合、初めてのアメリカ旅行で、ここしばらく高速道路を運転していないこと、時差ボケもきつかろうこと、等でいきなり数百キロ(200〜300キロと思います)を安全にドライブする自信がなかったので、なるべく近くまで飛行機で行こうと思いました。
グーグルマップによれば、一番近いところでは
ランダース空港(Landers Airport)
というのを見つけましたが、旅行代理店HIS(エイチアイエス)さんに聞いたところ、ここに接続する飛行機の便がないとのことでした。
結局、パームスプリングス国際空港(Palm Springs International Airport)
まで飛行機で行き、そこからレンタカーを借りて約100km弱走りました。
時間にして1時間20分程度でした。
初めての右側走行で緊張しましたが、渋滞というものが無いことと、信号が非常に少なくてクルマの流れがスムーズ、前後車間距離が十分に取れている、ということで安心して走ることができました。
大まかな地図です
私の場合の経路は以下の通りです:
上越新幹線 燕三条駅 →(新幹線)→ 新潟駅 →(リムジンバス)→新潟空港 →(飛行機)→ 成田空港 →(飛行機)→ デンバー空港 → (飛行機)→ パームスプリングス空港 →(レンタカー)→ キングオブハマー会場
帰りは以下の通りです:
パームスプリングス空港→(飛行機)→ サンフランシスコ空港 →(飛行機)→ 成田空港 →(電車)→東京駅 →(新幹線)→ 燕三条駅
赤印から更に数キロ北上した場所がKOH会場となります
パームスプリングス国際空港前でレンタカーを借りました(ジープラングラー)
キングオブハマー会場にて
キングオブハマーの会場(ハンマータウン Hummertown)にあるゲート2(GATE 2)を入って受付で寄付金20ドルを払い、リストバンド、ステッカー、パンフレットを受け取ります。
パンフレットはこのようなものです。
キングオブハマーKOH 2014のパンフレット
キングオブハマーKOH 2014のパンフレット
舗装路からダート道にはいり数キロ進むとハンマータウンに到着します。
ここには先ほどの受付や競技車両のピット、オフロードパーツ等の展示があり、
コース脇やヘリコプターで撮影されてた画像が大きなスクリーンに
映し出されます。
ハンマータウンから更に東に約3キロ程進むと、
ジャックハンマー(Jackhammer)という場所があります。
ここは、岩場の坂道で、競技車両が駆け下りてきます。
更にもう一つ、ジャックハンマーから北西の方向にある
チョコレートサンダー(Chocolate Thunder)という場所では、
岩場(ロックセクション)をクロウリングし、後半は急斜面を
駆け登っていきます。
最後に、ハンマータウンから北西にはバックドア(Backdoor)という場所がありますが、今回は時間の都合で行きませんでした。
観客が見物できるのは以上の4カ所です。
コースは非常に広く長いため、上記4カ所を移動するにはクルマ、しかも四駆が必要です。(ハンマータウンからチョコレートサンダーまで歩いて行こうとしましたが、途中で断念して引き返し、ジープに乗っていきました)
なお、道というよりは、デザートに轍(わだち)が付いているだけで、
標識のようなものは一切ありません。
そのため、最初は遭難するんじゃないかと少し不安になります。
今回、レンタカーにオプションでカーナビをつけてもらいましたが、
舗装路ではiPhone(アイフォン)のグーグルマップのほうがずっと使いやすかったです。音声案内をしてくれるので画面を見ないでも次に進む方向がわかり、初めて訪れる場所での一人旅では大変役立ちました。
しかし、舗装路から少し外れると、すぐに圏外になってしまいました。
(私のiPhoneは3Gです。アメリカでのキャリアはAT &T を選択しました)
私のiPhoneが圏外の場所でも携帯で話している人がいましたので、もしかしたら4G LTE なら通じたのかもしれません。
iPhoneは(他のスマフォも同じでしょうが)、携帯電話の電波が圏外でもGPSデータは拾っているので自分の位置を把握してはいますが、地図情報は携帯電波で拾っているので、地図のどこにいるのかを表示できません。グーグルマップでポイントを落とすこともできません。
そのようなわけで、舗装路の道案内だけならiPhoneで十分ですが、オフロード走行をするならGPSを持参したほうが楽しいです。(持ってくれば良かったです)
ハンディGPSはログを取れるので、日本に戻ってパソコンで経路を再現することができます。
デザート(砂漠)
舗装路をはずれると、基本的には砂地で、ブッシュが生えており、所々凹みや岩がごろごろしていますのでジープタイプの四駆でないと難しいです。(実際、乗用車タイプのクルマで、アンダーカバーが外れて地面を擦りながらガタゴト走っているのを見ました)
今回、レンタカーでジープラングラーを借りましたが、大正解でした。
パンフレットには、観客が行き来する道を黒色、
競技コースを赤色で示していますが、上の画像を見ておわかりのとおり、
赤いコースの全体像がさっぱりわかりません。
この競技のルート全体を知るには、
競技に出場するか、ヘリコプターに乗って追いかけるしか手はなさそうです。
キングオブハマー開催期間外は自由に出入りできる感じなので、
改めて訪れて走ってみるのもいいかもしれません。
とはいえ、レンタカーを傷めるわけにもいかず、ジープのノーマル仕様では限界があります。
アメリカのオフロードを走るというのは、それなりの準備が必要ですが、それをクリアした先に得られるものも大きいと思います。
なお、ここに来て、アメリカで多い大径タイヤ、丈夫なアンダーガード、ボディから大きくはみ出たタイヤ(トレッドの拡張)の意味が肌感覚でわかった気がします。
日本に戻ったら雪が出迎えてくれました。
冬には雪が何メートルも積もる地域の日本は、
カリフォルニアの人たちにとっては、逆に未知の世界だと思います。
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2014KOHキングオブハマー解説その2>