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:2016年7月4日 ランドローバー部品不具合続き

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2016年7月4日

ランドローバー部品不具合(続き) イギリス出張 7月11日(月)〜


舘脇信王丸です。


前回のメールで、
部品不具合のご報告をさせていただきましたが、
その後も続々と続きました・・(涙)


■クラシックレンジローバー用
YLE10099 オルタネーター 社外品

前回のメルマガをお読みになって、同様の症状
(充電はしているがエンジンを止めてもチャージランプがつきっぱなし)
が出ているとのご連絡をいただきましたので、
お取り替え品を発送させていただきました。

なお、前回ご報告の方は、お取替え品に交換したら解決したとのことでした。

不具合品をご返送いただき、
電装業者さんにベンチテストをしていただいたところ、
内部の電子部品の不良とのことでした。


■ディスカバリー1用
STC1749 ABSセンサー フロント 社外品

ABSのワーニング点灯のため交換しても改善せず。

合計3本お送りしたがどれもだめ。

ロット単位での不良品か?



不具合はまだまだ続きます。



■300TDI 燃料噴射ポンプ リビルド品

イギリスより取り寄せたリビルドポンプを
取付け後1年経って、エンジンが止まらなくなった。

エンジンストップソレノイドを取り外してみたら、
細かい切り粉が出てきた。どこの部品の破片なのか???


切り粉を取り除いて、エンジンストップソレノイドを取り付けて
エンジンが止まるようになったが、その後しばらくして
またエンジンが止まらなくなった。

ということは、またしても切り粉が引っかかったと思われる。


現状、エンジンは掛かり通常運転は問題ないものの、
切り粉の影響で今後どうなるかは不明。

(ちなみにエンジンを止める際は、MTなので2速以上でクラッチをつないでエンストさせる)


この件を受けて、
当店としてはイギリスからのリビルド品は取り扱わないこととしました。


日本国内でリビルドしてくれる
信頼できる業者さんををいくつか見つけましたので
ご希望の際は遠慮なくお問合せください。



■V8エンジン ディストリビューター 社外品

交換後、試運転を完了後にオーナー様に引き渡し
しばらく乗っておられたが、10日程経って走行中に突然エンジン停止。

ディスビキャップを外してローター中心とイグニッションコードを
数ミリ離して火花試験すると火花は出ることから、ディスビ不良と判断。

ディストリビューターのお取替え品をお送りして取り替えたら解決したとのことでした。(ちなみに、そもそもの故障前よりエンジンの吹けが良くなったと。改善されるのは嬉しいものです)


ところで、ディスビに付属するイグナイターなのですが、
(ディスビ脇に付いている場合もあれば電線が延びてイグニッションコイル近くに付いている場合もあります)、
過去に、ルーカス製社外品の品質がわるかったため、
品質が安定しているインターモーター製を取り扱ってきましたが、
どうも100%ではないようで、今回、お取替えのディスビには純正品を取り付けてお届けさせていただきました。


ちなみに、ランドローバー純正品はルーカス製で、
社外品のルーカス製と同じモノかと思えばそうではなさそうで、
同じルーカス製でも、純正品と社外品とでは全く別物と考えています。
(純正品は安定しているが、社外品はすぐダメになることが頻発しました)


今後は、大事をとって純正品をお勧めするようにしたいと思います。



もし、お届け部品が気になることがあれば遠慮なくご連絡ください。




ところで、
1990年代のクラシックレンジローバーを中心として、
電気仕掛けの部品にかかわる不具合のお問合せを多数頂いています。

不具合は大きく以下の4点です:


1.
エンジン制御(エアフロセンサー、ステッパーモーター、ポテンショメータ、ECUコンピューター)


2.
ブレーキ電動ポンプ
(ASSY供給終了 モーター本体と圧力スイッチは販売中)


3.
ABS(アンチロックブレーキシステム)


4.
エアバッグ


これらの不具合は、今後も増えこそすれ減ることは絶対にあり得ません。

そのため、これらを取り外したり一世代前の機械式に戻すという選択をする場合もあります。

その場合の合法性はどうなのかを知るために、
新潟県新潟市にある検査法人、正確には

「自動車検査独立行政法人 北陸信越検査部検査課」

を訪ねて聞いてきました。

結論としては以下の通りでした。


1.
エンジン制御を電子制御からキャブレターに換装した場合
→ガスレポ(排出ガス試験結果証明書)が必要


2.
ブレーキ電動ポンプ を マスターバックに換装した場合
→特段の定めがない OK


3.
ABS(アンチロックブレーキシステム)を取り外す
→ワーニングランプや機構そのものを取り外すことでOK


4.
エアバッグ を取り外す
→ワーニングランプや機構そのものを取り外すことでOK


※ ご注意 ※

以上は、クラシックレンジローバー(1991年式 3.9リットル 38D)
について面談(2016年6月28日夕方)してお聞きした結果です。

1991年式にはエアバッグは付いていませんが、
後期モデルには付いてますので、その場合はどうですか
というかたちでお聞きしました。


ご存知の通り、検査法人は全国共通の法律に基づいていることになっているものの、実際の運用においては厳しい・緩いがあります。

(ちなみに、地元である北陸信越は厳しい方と言われています)


見解が異なる場合や、今はOKでも将来変わることもあり得ますので、
ご自身のランドローバーで行う場合は、事前に必ず最寄りの検査法人にご確認ください。



電子制御エンジンについては、
今はまだ調子よく回っていますが、将来エンジンの電子制御がだめになったら

(特にECUコンピューター不良は、部品供給が止まっているものもあり、国内修理業者さんでも不良が見つからなかった事例があります)、


一つは、アフターマーケットで流通しているコンピューターにプログラムを入力して使うか、

二つに、キャブレターにするか、

という選択をすることになるかと思います。

どちらも一長一短といいますか、いじる楽しみに個人差が出てきます。

(私はキャブレターなら自分でやってみたいとは思いますが
電子制御システムの構築は一人ではおなかいっぱいという気持ちです)


今後も続く楽しい楽しいロ〜バ〜ライフの進路を、
自分はどちらの道を進むか、今のうちから頭の体操をしておくと良いかと思います。


繰り返しますが、
今現在は調子よく回っているV8エンジンも、
この先5年、10年後に必ずこの問題にぶちあたります。



当店としては、

・より性能の安定した電子制御システムの構築

・キャブレター換装

の両アプローチを探っていくつもりです。




◎▼◎。。◎▼◎。。◎▼◎。。


イギリスへ2ドアレンジを見に行きます


◎▼◎。。◎▼◎。。◎▼◎。。


さてさて、
前回、2ドアクラシックレンジローバーをご紹介させていただきました。

1970年から始まるクラシックレンジローバーの歴史は、
まさにこの2ドアレンジローバーから始まります。

ランドローバーの世界にはまりこむほど、
古い年式のランドローバーを愛するようになっていく
という傾向が確実にあります。


ただ、2ドアレンジの台数は日本国内には明らかに少なく、
どうしても海外に目を向ける必要があります。

前回のメルマガをお読みになって、
本日迄で3名の方から非常に興味があるとのご連絡をいただきました。

そこで来週、2ドアレンジをイギリスへ見に行くことにしました。

本来ならば、将来のオーナー様と一緒に2ドアレンジを前にして
ああだこうだと会話すると理解が深まるし、一人では気がつかない
点も気がつくと思います。

(ランドローバーを見に行って気持ちが舞い上がってアバタもエクボに見えたご経験は誰しもおありだろうと思います)

とはいえ、その方々のご都合が付きませんでしたので、
今回は私一人で見に行ってきます。

なお、どうせ行くなら、できるだけしっかりとレストアされた個体を見て来たいと思っています。

ランドローバーに限らず古いクルマは、
走る曲がる止まるの基本整備以外に、錆びとの戦いが否が応でも付いてきます。

タイヤハウス内側、サイドシル、荷台ガラス枠、ピラー下端、等、
錆びがどの程度なのか、

そしてそれよりも大事なのは、

錆びていた場合にどの程度の熱意をもって修復されているのか、です。

通り一遍にシャシブラックを吹いて
見栄え(写真映り)だけ良くしているのか、

それとも錆びを徹底的に除去して、防錆処理をしっかりやっているのか。

ちなみに、当店ご利用者様のランドローバーで、
もらい事故で板金修理をした後、1年経つと錆びが出てきたというお話しはしばしばお聞きします。


彼の地に生息する2ドアレンジにかかわる人々の「熱量」を感じてきたいと思っています。




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【出張のご連絡です】

7月11日(月)〜15日(金)のあいだ
イギリス出張とさせていただきます。



お見積り・お問合せの回答について

無料見積りフォームやメールは毎日チェックします。

※ご返事が遅れる場合がありますこと、何卒よろしくお願いいたします。



受注部品の発送について

7月10日(日)までにご注文いただいた部品で

・在庫のある部品は10日までに発送します。

・出張中に入荷した部品は、
 当店スタッフ(兄)に発送を依頼しますので
 出張による遅延はありません。


——————————



◎通常業務中の電話対応につきまして◎

基本的に事務所で電話対応させていただいておりますが、
ときどき外出することもありますので、
電話に出ない場合は携帯電話にお掛けください。


事務所 電話 0256-45-4538

にかけても出ない場合は、

携帯 080-4126-8869 にお掛けください。

※事務所と自宅は圏外ですので、

 0256-45-4538 を先に掛けて、でなければ

 080-4126-8869 にお願いします。



本日のご連絡は以上となります。


またメールしますね。


舘脇信王丸



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