ゲレンデヴァーゲン300GD W460 売ります【英国
成約済みです ありがとうございます
ゲレンデヴァーゲン300GD ロング
ゲレンデヴァーゲン300GD(W460シリーズ)ロングホイールベース(4ドア)(リアドアを含めると5ドア)です。
ゲレンデヴァーゲン300GD 1982年式(左ハンドル)です
成約済みです ありがとうございます
- 1982年型
- ディーゼル3,000ccエンジン
- 4速オートマチック
- 「一時抹消登録」書類あります
一言でいえば、部品取りとしてお考えください。
写真でみるとそれなりにきれいですが、
2004年7月13日に新潟県中越地方を襲った『7.13水害』で屋根しか見えなくなったとのことです。(私じしんは近づけなかったため、見ておりません)
水がひいてから、
- すべてのオイルを交換し、
- 内装を剥いで水洗いをし、
- 修理をして
動くようになりました。
その後、スターターモーターが動かなくなったので
分解修理をしましたが、昨年(2012年)、再びスターターモーター不良により、現在はエンジン始動ができない状態です。
詳細はこちらでご覧いただけます(別ウインドウが開きます):
このリンク先にありますとおり、
- 燃料タンクを移動して、運転席うしろ(室内)に仮置きしています
- マフラーは腹下の途中までです(前後方向としては、Bピラーのあたり迄)
水没後に復活させました
水没の数日前に、走行中にブレーキが効かなくなったために
三条市のアウトドアショップの駐車場までなんとか辿り着き、駐車させていただきました。
そして、その駐車場に停車している状態で、
2004年7月13日に新潟県中越地方を襲った『7.13水害』にて水没となりました。
(停車中、エンジン停止状態での水没となります)
日中からの土砂降りで、夕方から夜にかけて水没した模様です。
後に、アウトドアショップ店員さんが建物2階に避難しているときに、
屋根しか見えなくなった、というお話しをお聞きしました。
※このとき近づくのが困難だったため私じしんは見ておりません。
翌々日ぐらに水がひいてクルマで辿り着けるようになってから様子を見に行きました。
エンジンルーム内には木の根のようなゴミが入り、
室内はシート座面まで水が入っていました。トランスファーレバーのゴムに泥水が貯まっていました。
当時は一気に水量が増して、ある程度までは一気にひいたようです。
そういうことから察するに、エンジン・ミッションが水没していたのは数時間〜半日程度のようです。
水没前、水没中、水没直後は近寄れなかったため、エンジンを掛けておりません。
水没の様子は以下をご覧下さい。
水がひいてから復旧整備にはいったのですが、オイルパンからはシャーと水が出ました。
エンジンオイルやオートマチックトランスミッション作動油を短時間で数回交換し、掃除をしてめでたく復活しました。
このような復活は、現行のコンピューターを多用したクルマでは到底不可能であろうと思います。
まさに、古き良き時代の機械式制御のなせる技です。
復活後は山仕事に使っていました
復活後は、車検を付けずに、自宅まわりの山仕事(タケノコ堀りや間伐)に使っていました。
※間伐(かんばつ)というのは、植えた木(自宅の場合は杉)を成長に応じて間引く仕事です。
- マフラーは燃料タンク付近でサビ穴があいていたので、排ガスが燃料タンクに直接当たるのを防ぐために手前の途中で切りました。
鉄パイプで自作を試みたのですが、シャシと燃料タンクの間を通すのが
精度上、非常に困難で断念しました。結局、腹下の途中まで(前後方向としては、Bピラーのあたり迄)で切った状態で、そのまま山仕事で運用していました。
余談ですが、いままで付いていた純正マフラーも、フレームとの干渉を避ける為に、パイプの一部を凹ましてあったのには苦笑しました。
- マフラー修理に伴い、燃料タンクを移動しました。
マフラーを取り外すと共に、フレームのマフラー周囲の錆び止めのために、いったん燃料タンクを降ろしました。
ご存知のとおり、燃料タンクはリアオーバーハングにありますため、不整地でぶつけてしまうことがあります。山で燃料タンクの損傷を防ぐために、室内に設置しました(前座席の後ろ)。元の位置に戻す事は可能です。
- 水没後、デフロックのオイル配管は手つかずです。
デフロックのオイル配管をオーバーホールしようと思っていたのですが、
生きていくのに忙しかったため、手つかずのままです。
- エアコンコンプレッサーは取り外してあります。
水没後にファンがカラカラ音がしたこともあり、クーラーはまともに動かせないと判断したため、コンプレッサーを取り外しました。コンプレッサーのステーもエンジンから取り外してあります。
(コンプレッサーとステーは保管しています)
その他、ゴムホース、コンデンサー、といったエンジンルーム内部品も取り外してあります。
※室内送風機関係(エバポレーター等)はそのままです。
水没後に、スターターモーターがカチッと言う音のみで動かなかったために分解掃除をして復活させましたが、2012年冬に再びカチッという音のみで作動しなくなりました。現在(2013年9月8日)時点もそのままです。
2013年10月、スターターモーターを復活させるべく、取り外して動作確認をしました。(10月6日現在、ソレノイド不良が判明)
純正フロントバンパーには中央に頼もしい閂(かんぬき)がついておりますので、容易に牽引できます。
スターターモーター
スターターモーターが動かなくなっていたので、
2013年10月、取り外して状態を見ました。
ゲレンデワーゲン300GDスターターモーター部品番号です
スターターモーター本体(大きいほうの筒)には、
0 001 362 601 と打刻されています。
ソレノイド(脇の小さい筒)には、
0331402542 と打刻されています。
今回、スターターモーターが動かなくなったので、ソレノイドを取り外してみました。
上の写真撮影の後に、
ソレノイドの内部シリンダー(金属の筒)をスターターモーター本体から取り外してソレノイド本体に戻しました。
ソレノイド(電磁スイッチ)単体を、上記のように通電させてみました。
かすかに力弱く引っ込みましたが、ギアを動かすには至らないようです。
モーター本体のほうは、勢い良く回りましたが、ごろごろごろという音がするのでベアリングが劣化しているようであります。
2013年10月6日現在、とりあえずソレノイドが動けば使えることが確認されました。
現状
2013年10月6日、秋晴れのもと、ゲレンデワーゲンを撮影しました。
室内です。
前席後ろに燃料タンクを載せています。
なお、シートは、フロント、リア共に水没後の掃除のためにいったんすべて取り外しました。
※リアシート(ベンチシート)は保存してあります。
シート背もたれ(バックレスト)は、カバー側面を切開して取り外し、水洗い後にかぶせて縫い直しました。(ブラックジャック風)
シート座面についても、カバーを取り外して座面スポンジも取り外して水洗いしました。
山仕事中は、雨や泥で汚れた雨具のまま乗り込むのでファブリック(布地)のシートが吸ってしまうので、この上にゴアテックス雨具(のお古)でシートカバーを作ってかぶせて乗っていました。
天井は奇跡的に無傷です。
リアゲートです。
水没後に内装をすべて取り外して水洗いしました。
真後ろの写真です。
リアバンパー(左右2分割式)は取り外してありますが、
バンパーそのものは保存してありますのでお付けします。
現状は、後ろ右角に穴があいています。
入手当時は板金されていましたが、腐食により、板金の「あて板」が浮いてきた。
そのため、いったん全部剥いて錆び止めをしました。(その後、錆びがまた浮いてきました)
ゲレンデワーゲンの数少ない欠点として、リアナンバープレートがオフロード走行で破損しやすい位置にありましたので、リアゲート右下に移動しました。
この位置ですと、オフロード走行で当てる心配がありません。
水没後、ドア内装は全て剥いで水洗いしました。
※ドア内装ボードは保管してあります。
左ドア側。こちらも同様です。
山仕事で、乗り降りが楽なようにドアを取り外そうと思いました。
で、ボルトを緩めたのですが、
途中で折れたり(ねじ切れた)のもあれば、
裏側のナットがくるくる回り出して取り外しができなくなったものもあります。ナット側は溶接されているようなのですが、溶接が剥げたようです。
ボディ構造上、残念ながらナットに工具を当てることができません。
ということで、ドア取り外しは途中で断念しました。
前左ドアヒンジの上側です。
4本中、右上のボルトがありませんが、これは、緩んだのか、途中で折れたのか、今となっては判然としません。
前左ドアヒンジの下側です。
4本中、左上ボルトが緩んだものの、その先、外す事も締めることもできない状態です。
運転席、前左ドア開口部です。
計器パネル。
距離計が止まっています。
タコメーターは針が上下することがありました。
(オルタネーターは充電していました)
スターターモーター不調以降エンジンを掛けていませんので、本日現在は不明です。
センターコンソール部分。
ATシフター根元を洗浄するために、
独特のギザギザのオートマシフターカバー(黒色プラスチック)を取り外す必要があったのですが、ATレバーから抜けなかった(シフトノブを取り外せなかった)ために、カバーを切断して取り外しました。
現状は、切断部をタイラップ留めで縫合しています。(ブラックジャック風)
前後デフロックのシフトノブは、ちぎれたので、金属アイボルトを取付けています。
この金属アイボルトは取り外して、もともとのシフトノブをお付けします。
アクセルペダルはもともとオルガン式ですが、
アクセルが戻らなくなるとペダル下につま先を突っ込んで操作できないので、
オルガンペダルは取り外してこの状態で山仕事で運用していました。
オルガンペダルは保管しておりますのでお付けします。
助手席(前右シート)下です。
助手席(前右シート)足元です。
前右シート足元からセンターコンソールを見た様子です。
リア左ドアから荷台を見た様子です。
荷台の右側面と後ろ脇の穴は、ねずみが入らないようにガムテープを貼っています。(しかしそれでも入りました)
リア右ドアから荷台を見た様子です。
これも、リア右ドアから荷台を見た様子です。
ゲレンデワーゲン正面です。
フロントバンパー中央の閂(かんぬき)は本当に便利です。
余談ですが、この使いやすさから、
クラシックレンジローバー用のカンヌキ付きフロントバンパーを開発中です。
真後ろから見た状態です。
背中にスペアタイアキャリアーをとりはずしてありますが、部品は持っていますのでお付けします。
また、リアバンパー(2分割式)も取り外してありますが、保管してありますのでお付けします。
リアドア(リアゲート)は、入手時点で既に少し凹みがありました。
スペアタイアが付いている状態で押した(押された)ようです。
リアドア下辺は錆びて穴があいています。
後ろ右コーナーに穴があいていますが、
入手時点で板金修理跡があり、錆びて浮いていたので、
板金のあて板も取り外して錆び止めペイント状態です。
(その後また錆びが出ています)
板金のあて板も保存してあるはずです(要確認)。
錆び止め塗装をしたのですが、また錆びがでています。
リアシートお付けします
リアシートは取り外してありますが、保存してありますのでお付けします。
(荷台に載せておきます)
マフラー下流お付けします
マフラーは途中(前後の位置関係としてはBピーラーのあたり)から切断してありますが、取り外したものは保存してありますのでお付けします。(錆びていますので修理が必要です)
(荷台に載せておきます)
内装パネル類お付けします
室内内装パネル類は保存してありますので、お付けいたします。
(荷台に載せておきます)
スペアタイアキャリアお付けします
スペアタイアキャリアは取り外してありますが、保存してありますので、お付けいたします。(荷台に載せておきます)
スペアタイアカバーお付けします
スペアタイアカバーとして、防水布地製のカバーがございますのでお付けします。(荷台に載せておきます)
入手当時から一部ほつれがありますが、スリーポインテッドスターが描かれた貴重な純正専用カバーです!
リアバンパーお付けします
リアバンパー(左右2分割式)は取り外してありますが、
バンパーそのものは保存してありますのでお付けします。
(荷台に載せておきます)
リアピントルフック純正品お付けします
本日現在、後付けのピントルフックを付けていますが、
これを取り外して、もともと付いていたピントルフックをお渡しします。
(荷台に載せておきます)
なお、取付けステー側は、取付けたピントルフックの規格にあわせて穴をあけ直しました。
ですから、現状は、ゲレンデワーゲン純正品と、
NATO(北大西洋条約機構)タイプの両方を取付けることが可能です。
スタビライザーお付けします
サスペンションのスタビライザー(フロント)は取り外してありますが、部品は保存しておりますのでお付け致します。(荷台に載せておきます)
※訂正
「スタビライザー前後」と書いておりましたが、ゲレンデヴァーゲン300GDはリアにはスタビライザーは付いておらず、フロントだけでした。(私の勘違いによるものです)
以上、訂正させていただきます。
クーラーコンプレッサー&取付けステーをお付けします
クーラー用コンプレッサーと、取付ステー(エンジンブロックに固定)は取り外してありますが、お付け致します。
(荷台に載せておきます)
※コンプレッサー再利用の際は、O/H(分解掃除)してください。
ハブナットレンチ(自作品)をお付けします
ゲレンデワーゲンのハブナットは、リング形状で外周に4カ所切り欠きがありますが、このハブナットを回すための専用工具がなかなか手に入りません。
そしてハブナット調整の際は、正規代理店系列様でも、この切り欠きをタガネで叩いて締め込み緩めていると直接お聞きしたことがあります。
そのため、ハブナットに傷がついていることが非常に多いです。
そこで、過去に専用ハブナットレンチを自作してありますので、これをお付けいたします。(荷台に載せておきます)
ゲレンデワーゲンへの思い
「うつ症状」により仕事ができなくなり、ランドローバー仲間のつてで「元気だせよ」という意味も込めてこのゲレンデワーゲンを紹介されました。
当時、クラシックレンジローバーに乗っていてオフロード性能を極限まで確かめたいと思っていたこともあり、また、クラシックレンジローバーとゲレンデワーゲンとのオフロード走行性能の違いを確かめたいと常々思っていたために迷わず入手しました。
あれから10年経ちますが、今日迄このようなチャンスは巡ってきておりません。紹介してくださった方と、譲ってくださった方に心より感謝申し上げます。
水没を機に、サビの温床であったボディ周りのサイドプロテクターとサイドシルプロテクターを取り外しました。
内装の防音マットも廃棄しました。
こうして虚飾を取り去ってみると、ゲレンデワーゲンの開発者さん達の、クルマ造りに対する想いが強烈に伝わってきます。
質実剛健。
オーストリアにあるプフ(PUCH)社の、『仕事をする車を造るとはこういうことだ』という哲学が、このゲレンデワーゲンにも脈々と受け継がれていることを痛感します。
(ご存知の通り、ゲレンデワーゲンはオーストリアのプフ社が開発・製造し、ドイツのベンツ社が販売しています)
同じく本格的四輪駆動車として比較される(私も比較した)ランドローバーとは、車造りに対するものの考え方が全く異なります。善し悪しではなく、違うのだと。
荷台のボディを取り去って木材運搬用車両を作ろうかと思いましたが、
自宅にはランドローバーが複数台あることから、補修部品を統一し、
選択と集中を図るために、ゲレンデワーゲンを手放すことにしました。
クルマを手に入れるのも、手放すのも、人生の新たなステージに移る節目であるかと思います。
愛好家にとって、クルマとの付き合いは人生そのものです。
このゲレンデワーゲンを入手したのは、今から10年程前のことです。
十代の頃から、クラシックレンジローバーとゲレンデヴァーゲンとは、一生で一度で良いから乗ってみたい、と思っていた、憧れのクロスカントリービークルでした。(後に両方持てるようになるとは、当時思いもしませんでした)
ゲレンデワーゲンに乗ってみて、ランドローバーとは全く異なる質感の造りには非常に感銘を受けました。
このゲレンデヴァーゲンを持つことになった当時、人生の中で最もつらい時期であったことと併せ、非常に想い出深いクルマであります。
現行のW463シリーズとはちがった、質実剛健なW460シリーズのゲレンデヴァーゲン300GDです。
ゲレンデワーゲン愛好家さんにはお勧めの一台です。
成約済みです ありがとうございました
この売買コーナーの趣旨とご利用方法
この売買コーナーの趣旨は以下の通りとさせていただいております。
- ここに掲載しておりますランドローバー、部品等はどなたでも売買できます。
- お問合せにつきましてはご依頼者様に直接ご連絡くださいませ。当店が仲介することは一切ございません。
- 掲載につきましては、当店のお客様のみご利用いただけます。当店のお客様以外の方からのご依頼はお受けしておりません。
- 掲載料は無料です。売買成立後の手数料も無料です。
- ここに掲載しています情報、画像等はすべて、ご依頼者様から頂戴したものをそのまま掲載させていただいております。情報の信憑性、確実性については、当店はご依頼者様を信頼して(性善説にたって)います。万が一内容に不備、誤りがあった場合に生ずるいかなる責も当店は負わないこととします。
- ここに掲載していますランドローバーの品質や素性等を当店がお約束するものではありません。
- このページはあくまで一つの情報としてご利用くださいませ。経験上、他人に判断を委ねた買い物は後々ロクなことにはなりませんので、ご自身でご判断くださいませ。
- この売買コーナーに掲載ご希望のお客様は、私(いつものメールアドレス)宛に、画像をお送りくださいませ。メールにて原稿をお送りいただければ原則そのまま掲載させていただきます。
- この売買コーナーは、当店のお客様サービスの一環として無料にて掲載させていただくものです。掲載をお断りすることもあり得ますこと、何卒ご了承くださいませ。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。