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故障・不具合相談の事例集

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このページでは、これまでにお寄せいただいた故障・不具合の具体的な事例とその回答をご紹介します。

故障・不具合の事例

助手席の床に水が溜まる

ディスカバリー V8ガソリンエンジン 1992年型

Q.
はじめてコンタクトさせていただきます、YKと申します。
現在91年登録(92イヤーモデル)のディスコV85速を所有しています。

2003年にボロボロヨタヨタの固体を、知り合いから購入し、現在に至ります。
今は機関の調子も良く、愛着も増していますが、雨漏りに悩んでいます。
いっそカーペットをはがしてしまうか。とも考えています。

運転席、助手席のカーペット裏に水が溜まっており、
サンルーフのコーキング、左右のウェザーストリップを交換したところ
運転席側は、解消したのですが、助手席側は軽減したものの、いまだ解消できません。
濡れている箇所は、ドア下部近辺の低い部分から中央部分までです。

クーラー配管からの水漏れはしていないので、雨水の浸水であるのは間違いないようです。
ここを見てみれば・・というようなアドバイスいただけたら幸いです。

宜しくお願いいたします。

(神奈川県 YK 様)

A.
初めまして、
英国四輪駆動車部品販売 舘脇信王丸です。

拝読させていただきました。

屋根部分とガラス周りの雨漏りが解決したとすると、残るはドア部分ではないかと思います。

助手席側
>「濡れている箇所は、ドア下部近辺の低い部分から中央部分までです。

としますとズバリ、
助手席ドアの内装カバー(内張り)を取り外して見える
「ビニールシート」が破けている(または、縁がはがれている)のではないかと
存じます。

(かなーり自信を持って申し上げます・・・!)

ドア内装カバー(内張り)を取外した状態は、こちらでご案内しております>


動画説明では省略しておりますが、ドア内装カバーを取り外すときは、
プラスチックの突起が破損することがありますので、ヘラのようなもので丁寧にこじて取り外した方が良いです。

(私はバリバリ引っ張ったので半分近く壊れました。。。。残り半分だけでも保持されますが。。。丁寧にやってもプラスチックが劣化していますのでいくつかは壊れる覚悟でお願いします)

この画像に出ています肌色の「ビニールシート」は本来、縁(ふち)がドアパネル(金属)にコーキングのようなものでピッタリと接着されている必要があります。

また、ビニールシートが破けているとそこから雨が室内に入ってきます。

※ドアの最中(もなか)部分はガラスを伝って雨が入りますので、この肌色ビニールシート一枚で防水がなされている訳です。

長年乗っていると、ウインドウレギュレター(モーター)交換時等で必ずはがしたり破けたりしますので、

その際は、

●破けた部分はガムテープ等を貼って補修する

●縁(ふち)にはコーキングや接着剤を塗りたくって固定する

ということになります。

是非一度ご確認くださいませ。


その後、YK様よりご連絡いただきましたのでご紹介させていただきます。

YK様からご返事をいただきました

英国四輪駆動車部品販売 舘脇信王丸 様

お世話になります。

先日、DISCOの助手席下、雨漏りで、ご相談させていただいたYKです。

作業した結果、漏水の原因は、ご指摘どおり内側のビニールの破れとはがれでした。

作業に関して、内張りを取り外すのは、特に問題なく

プラスチックの突起も殆ど壊れませんでした。

ただ、ビニールがキチンと付いている所と、はがれているところが

有るので、大きくはがれている箇所は、ブチルゴムシート強力両面テープで張付け

全体的に、ブチル片面テープで、塞ぎました。

(今回は、将来ビニールを、はがす事も想定し、接着剤は使用しませんでした。)

ディスカバリー水漏れ

内側ビニールの破れ

ディスカバリー水漏れ

ブチル片面テープにて施工

水かけテスト時は、ほぼ漏水は解消したかと思われましたが、

本日の雨にて、残念ながら1箇所、漏水が確認できました。

(なんとガッチリテープで塞がれているはずの場所から、ジワージワーと

漏れてきます。)

ここは後日、コーキングと併用して施工し直す事にします。

※ドアの写真添付いたしますが、重たいので

 2枚抜粋してお送りいたします。

私は、オフロード車が好きで、幼少期からジープのプラモデルや

RCエンジンバギーで遊んでいました。

1988年に社会人になり、初めて自分の車としてパンダ4X4を購入し、そのパンダで

林道を走ったり、雪山にスキーに通っていました。

1993年に念願のDISCO V8 ATを購入してからは、その乗り味に惚れ

長らく乗っていましたが、事故で廃車になってしまい、ランドローバーから遠のいていました。

たまたま、友人からDISCO V8 5速を買わないかとの話が有り、またまた

英国病が発症してしまいました。

その後、ディフェンダー90 tdi(97年イヤーモデル)を購入し、昨年は、ディフェンダー110 V8(94年イヤーモデルSUキャブ)を購入してしまいました。 現在頑張って3台を維持しています。

ただし購入費用は、3台合わせても、程度の良い110td5より安いです。

この様な私ですが、今後とも宜しくお願いいたします。

YK 様、ご連絡ありがとうございました。

その後、追伸のご連絡をいただきました。

以下、ご許可を得まして掲載させていただきます。

舘脇信王丸 様

追伸

お世話になります。

つい先日、雨漏りの根本原因が判明いたしましたので

ご報告いたします。

ドア裏のビニールシートに関しては、

底辺には、隙間シール材にて処理しました。

これにより、雨水の執念に打勝つ事が、出来ました!!

施工後は完璧で、テスト結果でもまったく漏れなくなったのですが、

先日の雨で、またしても、今度は、少し奥側が濡れていました。

ガックリきたのですが、助手席足元の左側側面が怪しいとみて

プラスチックのカバー(助手席足元左側の立上っている箇所)

を外して、フロントガラスからドアヒンジ部分を中心に

水掛テストを行いました。

するとちょうど、縦にのびる鉄板の接合面から、かなりの量の水が

出てくるではないですか!(そこが若干錆びている。)

原因が分かりました!!

そこで対処方法なんですが、出口を塞ぐより入り口を塞いだほうが

水分が滞留することもなく、効果的と考えました。

(入り口の場所特定が難しそうですが・・・)

左側のフェンダーを外すことが必要で、自分でやれないことも

無さそうですが、いつものショップにお願いする事としました。

今回、舘脇さまのアドバイスがきっかけで、上記の場所まで

たどり着く事が出来ました。本当に有難うございました。

今後とも何卒宜しくお願いいたします。


YK 様、ご連絡たいへんありがとうございます!


冬にドアが閉まらない

ディフェンダー

Q.
恐れ入りますここ2~3年ほど冬になるとドアが閉まらなくなります
ある程度走って暖房で室内を暖めると閉まります

温まるまでが危険です、ボディ剛性も出てない感じ
いい対処があれば教えてください

A.
最もあり得ますのが、ドアロック機構の凍結です。

そもそもディフェンダーのドアロックのスプリングはあまり強くないせいか、温度が低くなると動きが緩慢になり、戻りが悪くなります。

これを解決するためには、
いちどドアの内装をはいで、ロック機構の稼働部に
油脂をやります。

油脂をやる目的は2つです。

1。ロック機構の水分を除去して凍結を防ぐ

2。ロック機構まわりの汚れ(グリスと汚れが混ざったもの)を除去して動きを良くする

です。

たとえば「CRC5-56」のようなスプレー式潤滑剤
を吹いてやればかなりの高確率で回復するかと存じます。

ただし、経験上「CRC5-56」は持続性(持ち)があまりよろしくありません。

ロックがきちんと回復したのを確認の後に、
オイルまたはグリスをご利用になるのもよろしいかと存じます。

油脂を稼働部の奥まで浸透させる必要がありますので、
スプレー式をお勧め致します。


なお、
内装を取付ける前には、防水シート(薄いビニールのようなもの)
をきちんと閉じて、必要に応じてガムテープ等で補修して
内装を取付けます。

防水シートをきちんと処理しないと、ドアのガラスを伝わった雨水が室内に入ってしまいますのでご注意くださいませ。


高速道路が不安定

ディフェンダー

Q.
高速道路での直進安定性を高めたいのですが
こちらもいい方法、パーツなど教えていただけますか

A.
高速道路での直進安定性が悪い原因の最も大きな要因は、
前タイヤのホイールアライメント調整が適正になされていないことによります。

ランドローバー車のホイールアライメント調整は

「トーアウト」

となっております。

しかしながら、日本の車検制度では

ゼロまたは「トーイン」

と規定されておりますため、車検から戻ったランドローバーのホイールアライメントはメーカー指定を外れてしまっています。

ディフェンダーのアライメントは、トーアウトと指定されていると存じます。取扱説明書をご確認くださいませ。

アライメントを適正値に調整することとならんで、

■ステアリングダンバー交換

ならびに

■前タイヤのホイール(タイヤ)について、以下を行います。

  • バランス調整
  • 空気圧調整
  • 減り具合は左右均等かの点検

以上の点検、整備によりほとんどの場合回復すると存じます。


アフターパーツ(コイルスプリング、幅広タイヤ等)が
装着されている場合は、いちど完全にノーマルに戻して
調整を行い、直進性が安定した後に戻すようお願い致します。


経験上、直進性が悪くなる原因のほとんどが、
アライメント調整の間違いと、アフターパーツ装着による
アライメント不良によるものとされています。


ABSブレーキアキュムレーターの交換方法

クラシックレンジローバー

Q.
この度、個人売買で初めてクラシックレンジローバーを手に入れました
比較的整備はされている車なのですが
どうもブレーキが高速では効きが悪く、低速では踏み込めば効く感じです
パソコンで調べるとアキュームレーターの交換をしなければならないと思っています
ある程度の修理・交換はできると思っているのですが
アキュームレーターの交換の手順を教えていただけないでしょうか。
厚かましいお願いですが宜しくお願い致します。
(東京都 K 様)

A.
クラシックレンジローバーご購入おめでとうございます!

さて、

ご案内の症状の原因が、アキュムレーター交換で完治するとは必ずしもいえません。

ABSブレーキの故障についてはこのページの真ん中へんで詳しくご案内しております>

まずはこの点をおさえておいていただきたくお願い申し上げます。


次に、

ブレーキ関係の修理は、もちろんオーナーさんが行うことは全くかまわないのですが、法律上は整備後に整備の有資格者の点検を受けることが定められています。

このことは、法律云々という前に、オーナー様ご自身と周りの方の生命・財産を守るために必須のことと存じます。

そのようなこともあり、
当店といたしましては、部品をご購入されたお客様、または、当店よりご購入の部品を用いて修理をする修理屋さんのみにご案内させていただいております。

以上、よろしくお願い申し上げます。

末筆ながら、
K様の末永い、安全かつ楽しいローバーライフをお祈り申し上げます。

ウォッシャー液の漏れ

ディスカバリー シリーズ1 300Tdi

Q.
ウォッシャー液がフロントバンパー左裏あたりから漏れてしまいます。少ししか入れないでおけば漏れは止まるのですが、満タンにすると量が少なくなるまでひたすら漏れが続きます。もちろん停車時も続いているため朝になるとバンパー下に1mくらいのシミが地面に広がります。
(福島県 S 様)

A.
ヘッドライトウオッシャーのノズルからウォッシャー液が漏れているのではないかと察せられます。

ヘッドライトウオッシャーノズルは、フロントパンバーの上に固定されていますが、この位置は、ウオッシャータンクよりも低いため、ほうっておくと高低差で液がもれることになります。

そこで、漏れを防ぐためにホースの途中に「ノンリターンバルブ」というものが付いているのですが、12〜13年以上経つと劣化して効かなくなることが多いです。


「ノンリターンバルブ」は、別名「ティーピース(Tピース)」とも呼ばれます。


この後、ノンリターンバルブを交換されて漏れが止まったとのご連絡をいただきました。


ドライブベルトがキュリュキュリュ泣く

ディスカバリー 300Tdi

Q.
ドライブベルト(サーペンタインベルト)を昨年の秋に新品に交換しましたが、キュリュキュリュ音は泣き止まず、高速道路をしばらく走ると泣きが止みますが、何が原因でしょうか?
自分としてはオートテンショナーを交換すれば治るのかもしれないとも思いますが、ほかの原因も考えられるでしょうか?

A.
ベルトの鳴きの主原因は、テンション(張り)不足です。

オートテンショナーに内蔵された渦巻きばねが弱くなって
張りが弱くなるわけです。

経験的に10年以上経過すると弱くなります。

とはいえ、
プーリーが摩耗してベルト接合面との相性が悪くなっているために
鳴いている可能性もあります。

プーリー、ベルト、テンショナー の3点のうち、どれかの性能が欠けると
ベルト鳴きを起こします。

なお、高速走行時に鳴らない理由は、

1。
高速走行時は電気をあまり使わないので、
オルタネーターの負荷が小さく、ベルトに掛かる駆動力が小さいため

2。
高速走行時はエンジン回転が一定のため、ベルト負荷が小さい

ためと察せられます。

私の経験でも、一般道走行よりも高速道路のほうがベルト鳴きは少ないです。

ベルト鳴きの状態で運行しますと、ベルトやプーリーが摩耗して、
全部交換しなくてはならないことになると高くつきますので、
早めのご処置をお勧めいたします。


この後、オートテンショナーを交換されてベルトの鳴きがピタリと止んだというご報告をいただきました。


もちろん、ベルトの鳴きの原因がこれ以外にも考えられますこと、
ご了承くださいませ。

とはいえ、12年以上経ったオートテンショナーはバネが弱くなり
サーペンタインベルトの張りが弱くなっていることは確かですので、
まずはオートテンショナーを交換するのが修理の基本的な順番と存じます。


オイル交換について

ディスカバリー シリーズ2

Q.
初めまして、お聞きしたい事がありますので、宜しくお願いします。
4年前に、このディスコ2と出会い、調子良く、乗れてきましたが、今まで、エンジンオイルしか交換したことがなく、2年前の車検も、そのままでユーザー車検で通しました。しかし、当ホームページで色んな箇所に、オイル交換の必要があるのが分かったので、素人ですが、できれば、自分で、やりたいと思っております。そこで、とりあえず、デフオイル(前、後)の数量、ATFの量とフィルターの交換方法、トランスファーオイルの量と交換方法、スイベルオイルの交換方法を、教えて戴けないでしょうか。

(三重県 K 様)

A.
お問合せありがとうございます。

オイルの量につきまして

まず、デフオイルの量やATF(オートマチックトランスミッションフルード)の量は、ランドローバーに付属する「取扱説明書」にきちんと書かれていますので、そちらをご覧くださいませ。

「取扱説明書」は、ランドローバーを愛着を持って維持していくために大変重要な情報が満載ですので、ぜひとも「座右の書」としてご活用くださいませ。


オイルの交換方法につきまして

オイルやフィルター交換の具体的な方法をお伝えしたいのはやまやまなのですが、

メンテナンス作業を文章にするというのは、
かなり長くなりますし、記述もれ、抜けが出る可能性があります。

修理・整備方法についてのメールでのやりとりは、
ある一定レベルの経験、素養があることを前提としないと前に進みません。

今迄やったことのない方に文章でお伝えすると、
ほぼ「必ず」、作業途中で途方に暮れてしまいます。

最悪、ランドローバーが不動産状態となりますのは本意ではありませんし、
お客様に多大なご迷惑をお掛けしてしまいます。

そのため、一番最初に作業されるときは、
修理屋さんにお願いして、実作業を脇で見させていただくことをお勧めさせていただいております。

そうやって、プロがどのようにやっているか、を実際に脇で見るわけです。

自らの五感で吸収するというわけです。

こういった「授業料」をケチる人がたまにいますが、

そういう態度ですと今後のランドローバーライフにおいて、

誰からも相手にされなくなりますのでご注意ください。

ギブアンドテーク」という言葉がありますが、

まずは「与える」。

ここから
ランドローバーライフの全ての「縁起(えんぎ)」が始まります。


もちろん、修理屋さんから断られればそれまでですが、
経験上、たいていのメカニックさんは、教えてほしいという
熱心な気持ちには応えてくれるものです。

また、ランドローバーの修理の経験のある方をご存知でしたら、
その方と一緒に、お互いのランドローバーを修理することを
お勧めさせていただきます。


オイルメーカーのお勧めを教えてください

Q.
オイルメーカーは、ワコーズ、カストロールと色々ありますが、どのメーカーが良いのかもお願いします。

A.
オイルメーカー名は気にしなくて結構です。

例えて言えば、

ガソリンはエネオスが良いかコスモ石油が良いか

の議論はあまり意味なく(お好きな方で結構です)、

まずは、

ガソリンを入れるか軽油を入れるか(V8ガソリンエンジンには必ずガソリンを、ディーゼルエンジンには必ず軽油を入れます)

または

ハイオクかレギュラーか
 (いろいろ議論はあるにせよ、まあどちらでも結構です)

に集中すべきと存じます。

エンジンオイルについて申しますと、オイルの番号が問題の中心です。

※番号とは、
オイル缶に、たとえば「10W30」とか「20W50」というふうに書かれている、番号のことです。

ランドローバーの「取扱説明書」に記載された番号と
現在ご利用のオイルの番号をご確認のうえ、もしご不明な点があればお問合せくださいませ。


エンジンから冷却水が漏れる

ディスカバリー シリーズ1 200Tdi

Q.
初めて御連絡させていただきます。LRの足回りが好きで新車時から乗り続けています。エンジン始動後に冷却水がポタポタと漏れているため。いつもの妻の実家の街の修理工場で見てもらいましたが、エンジンのパッキンから冷却水が漏れ(おそらく奥の方)エンジンを降ろして分解しないと分からないけど、ギヤボックスも多分ダメで部品交換も多いかも知れず、メーカーにでも持って行って欲しいと言われてしまいました。お金には糸目をつけるしか仕方ないので、修理だとそこそこのDISCOの中古車を買えるくらい代金がかかってしまうかもしれないし、もし中古エンジンがあれば乗せ変えたりしてエンジン自体を変えた方が、経費的にも故障の多発からも一部部品交換より良いでしょうか?LRの中古エンジンは解体屋を小マメに回るしか無いでしょうか?経済的・家庭内外の心情の理由によって修理が無理な場合は、次は外国産四駆は無理なため、何とかと思いがあるので中途半端な質問になってしまい申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
(兵庫県 M 様)

A.
1990年代の黄金期(メカ的にも、私たちの気持ちの中でも)のランドローバーを、これからもずっと乗り続けたいお気持ち、心中お察し申し上げます。

エンジンの冷却液漏れは確かに、
「分解しないとわからない」症状ではあります。

たんに外に漏れているだけならまあ良いとして(良くはないですが)、
エンジン内部に漏れていたらシャレになりません。

エンジンオーバーホールキットのご注文をたまにいただきますが、
ガスケット交換だけで復活できるのでしたら、分解修理をお願いするのは、
まあ修理としては安上がりの範疇かと存じます。

問題なのは、何がどうなっているか、今の時点でわからないことです。

ところで、中古エンジンを見つけてきて載せ替えることについてですが、
200Tdiはどのみち15年くらい経っていますので、
出物が見つかってポンと載せ替えただけでは
早晩不具合がほぼ必ず、発生します。

車齢10年以内で調子が悪くなれば、
そのエンジンハズレだったねということで
部品取り車両から外したエンジンに載せ替えてそれでしばらく乗れますが、

さすがに20年近く経ったランドローバーは、
そのまま使えるエンジンはまず無いと思ったほうが無難です。

(300Tdiならまだ右から左でOKと思いますが。。。)


部品販売をさせていただきながら思いますのは、

1990年代前半のランドローバー(ディスカバリー、クラシックレンジローバー、ディフェンダー全てを含みます)は、
そろそろ抜本的な修理の時期に来ていると痛感しています。

普通の国産車の感覚からすれば、
車齢20年は「よくもまあ乗っているよなー」という感覚ですが、
ランドローバーからしたらまだまだ序の口です。

とはいえ、
機械は明らかに劣化していますので、
油漏れ、水漏れ、不具合が出ています。

そこで、理想をいえば大掛かりなリフレッシュをさせてやりたいところであります。

たとえば、30年間を国産車で3台乗りつぶすところを、

ランドローバー1台で30年を乗り続ける。

ということで、国産の新車1台分の修理代をつぎ込むくらいの
気持ちで取り組まれるのが理想かなとも思っています。

そんなことを言っても、
ご家族からの理解は得られないだろうな、と
これまた痛感しながら、

私たちのランドローバーライフをどういうふうにやりくり
して行ったら良いのか、模索している方が多いのが実情と存じます。

もちろん私もです。


現実的な選択肢としては、

  • 今お乗りのディスカバリーを、とことん修理する
  • 修理はあきらめて、他のディスカバリーを1台丸ごと見つけてきて乗り換える

のどちらかが、

費用が最小でかつ、不便でないやり方かなと思います。

中古エンジン、中古ミッションを探してきて載せ替えても、
既に劣化していますから早晩修理の必要がでてきます。

そうすると、載せかえ工賃が勿体ないことになります。


根本的には、

 ランドローバーにあと何年乗り続けるか

という腹のくくりよう、が一番大きな問題なのですが、
そういうことをご家族とご相談してもなかなか結論がでないと存じます。

結局は対処療法的(といっては失礼かもしれませんが)に
意思決定がなされていくのが実情ではないでしょうか。

なかなか理論どおりにはうまく事は進まないのが
悩ましいところであり、また趣味性の高いクルマの性(さが)なのかな、
と思います。


実は、最近思うのですが、

日常の足は国産の小型車で燃費よく過ごし、
古き良きランドローバーは、大事にとっておいて
たまに乗る、というライフスタイルに変えて行く時代に
なってきているのかなぁということです。


クラシックレンジローバーのサンルーフ

クラシックレンジローバー

Q.
舘脇信王丸さま

ご無沙汰いたしております。

おかげさまで
レンジローバークラシックは
おおむね快調です。

エンジン、足回りなど機関系は全く問題なし
しかし、
ドアの開閉の不具合は相変わらず
気まぐれで開いたり開かなかったり。

そのおかげで
ドアを施錠すること無く
のんびりと
楽しく過ごしております。

さて、
今日はサンルーフの故障

サンルーフは故障するので触らないでくれ
と言われておりました。

が、本日
はからずも
天井内張り側のサンシェードを
後方に少し開けてしまいました。

玉手箱のような感覚です。
煙は出てきませんでしたが
布がめくれてしまいました。

おまけに
なにやら黄土色のものが付着して
びっくりです。

とりあえず
ズボンの中にシャツを押し込むように
へらで布を押し込みましたが
もはや
さわることはできません。

触ったが最後
また
めくれてしまうでしょう。

でも
なんとかしたい。

そう思う、今晩です。

なにか、いい方法は無いでしょうか。
よろしくご教示ください。

A.
クラシックレンジローバー快調で何よりです。

>なにやら黄土色のもの

ボロボロ細かい粉になって出てきたのではないでしょうか。

クラシックレンジローバーの天井に貼付けられている布地と、天井ボードとの間には薄い黄土色のスポンジのようなものが挟まっているのですが、
経年劣化するとボロボロになって、結果として布地がはげて垂れさがってきます。

で、あれをなんとかするには、

  • 布地をはいで修理する
  • 天井をそっくり交換する

のとの2つの方法があります。

布地をはいで修理する方法

1。布地を引きはがして

2。黄土色のボロボロを丁寧に全部削り取り、

3。新たに布地を貼付ける

という方法があります。

※天井ボードを室内から取り外して作業します。

かなり大掛かりで根気のいる仕事です。

または、

天井をそっくり交換する

という方法もあります。

天井は、もともとは1枚ものですが、
社外品で2分割の部品もありました。


仕事としては、もちろん交換するほうが簡単です。


サンルーフにつきまして

クラシックレンジローバーのサンルーフにつきましては、
一般的に、前オーナーさんからの引き継ぎ事項(口伝 くでん)として

「いじってはいけない」

こととされています。

本当にその通りだと思います。

サンルーフを開けて得られるいっときのわずかな快感に較べ、
修理に掛かる時間コストと精神的苦痛といった
代償はあまりにも大きすぎます。

ただ、クラシックレンジローバーが調子良すぎて
人生がつまらない方には、格好の格闘対象と存じます。


部品の供給が難しくなっている部品もありますので、
くれぐれも慎重に観察し、現状より悪化させないほうが
無難です。

サンルーフの対処方法は、
動かない原因によりやることが大きく異なります。


多い症状としては、

・サンルーフの構成部品のネジが緩んでガクガクして
動きが渋くなって途中で止まってしまう

・モーターの力(ちから)が弱くなって、思うように動かない

・可動部分の潤滑が切れて動きが悪くて途中で止まる

というようなことです。


ちなみに、たとえサンルーフの枠のゴムが切れていても、
下のほうに雨トヨと排水パイプが設置されていますので、
すぐには雨漏りにはならない(気が付かない)仕掛けになっています。


サンルーフが完全に動かないとすると、
あらかじめ動かないように配線を切るとか、ヒューズを抜くとかしている
かもしれません。

まずは、どのような状況になっているかご確認をお願い致します。

体力・気力の無いときにはへたにいじると
とんでもないことになりますのでお勧めいたしません。

(お仕事や平穏な家庭生活に支障をきたします。)


キー(鍵)が抜けなくなった

フリーランダー

Q.
始めまして。運転席側のドアにキーを差し込んだところ、抜けなくなってしまいました。
キーレスエントリーなのですが、試しに差し込んだら抜けなくなってしまいました。
キーレスエントリーを使用し、ドアの開閉は可能です。また、スペアキーを使用してのエンジン始動も可能です。
何らかのセキュリティーがかかっているのか、ドアを開けた状態でキーを回すとカチカチカチっと電子音がし、キーが微動します。

現在、オーストラリア在住で、こちらで中古車を購入しました。日本と異なり車に関する整備は大雑把なので、取扱い説明書もありません。RoverのHPにアクセスしても、Q&Aすらありません。
鍵の修理屋さんに行ってみましたが、そこでも修理不可とのこと(ドアの内部部品が入り組んでおり、鍵まで到達できない)。Roverに行く前に、自分で試せることは試してみたいと思い、ご連絡させていただきました。

お忙しいところ、大変お手数おかけいたしますが、ご返答よろしくお願いいたします。
(オーストラリア在住 K 様)

A.
長い間鍵穴を使っていないと、
鍵のシリンダー(キーが入る部分)
の可動部分が動かなくなることは多いです。

鍵穴の内部の構造は、

薄い金属板が、何枚も並んでいて、
更に小さなコイルスプリングによって、
キーの凸凹に応じて動く

という構造になっています。

この小さな部品が引っかかってキーが抜けなくなっているものと存じます。

その場合、通常どのようにしているかといいますと、

鍵穴にオイル等の潤滑剤を塗ります。

具体的にはスプレー式の潤滑剤をよく使います。

スプレー式の潤滑剤は、たとえば、

CRC 5−56 (シーあーるシー ごー の ごーろく)

といってホームセンター等で売っています。

ただしこのスプレー、効果はあまり持続しません。


ちなみに、
昔からの知恵として、南京錠(なんきんじょう)の動きを良くするために、
鍵穴に向かって鉛筆の芯(しん)を削った細かい黒い粉を鍵穴に吹きかける、ということが行われていました。

鉛筆の芯は炭素(カーボン)です。

炭素は金属どうしを滑らせるのに適した材質です。

機械製品の中にも、軸受けに油脂を使わずに炭素を使ったものも存在します。


オートマミッションのショック

ディスカバリー シリーズ2

Q.
走行距離60200キロのディスカバリーを先月オークションで購入しましたがオートマのショックが少し気になります。ATFの交換を考え修理屋さんに聞いたら修理履歴データが残っておらず30000キロで交換してあるかわからないので当店では出来ないといわれました。添加剤を入れたくても入れ口もゲージも見当たらずどうしたらよいかわかりません。

A.

ご連絡ありがとうございます。

今のこの状態でオートマフルード(作動油)を交換してよいものかどうか?は大変微妙な問題であります。

修理業者様はたしかに、定期的に交換しているかどうかわからない
オートマチックトランスミッションの作動油(フルード)の交換を極度に
嫌がります。

交換して調子が悪くなったら責任を取らされることを恐れて
「ズバリこうしなさい」と言う人は、現実になかなかいません。

で、ここは踏み込んで申しますと、
今後、5万キロ、10万キロとお乗りになられる予定でしたら、
交換された方がよろしいかと存じます。

このままの状態で乗っていると、いつかはほぼ必ず、
トランスミッション不調になると思われます。

いま現在置かれている状況は、

  • このまま乗っていて将来的にオーバーホール修理をするか、
  • それとも作動油を交換して、その結果、万が一不調になったらオーバーホール修理をするか、

という選択ととらえることができるかと存じます。

長く乗り続けるならば、将来的には、
どのみちオーバーホールをするという前提で話しをしないと前に進みません。

その場合、
まだ走行距離が少ない(ミッションが壊れていない状態)うちに作動油を交換して、調子を見る方がトータル的には経済的となります。

最後の最後でトドメをさすのではなく、軽微なうちに修理をしましょうということです。


私個人の場合、走行距離8万8千キロのクラシックレンジローバー1990年型の
ミッションのシフトアップがおかしくて、
オートマフルードならびにスクリーンを交換しましたら、
無事復活しました。

その後、走行距離は11万キロを超えましたが、まだ不調の兆候はあらわれておりません。

もちろん、個体差がありますので、症状は1台1台異なりますこと、
何卒ご了承くださいませ。


なお添加剤は一般的には、最後の最後の手段と考え、お勧めできません。

(添加剤を入れるのは、いわばドーピングみたいなもので、
その後に調子が悪くなったら、この後はオーバーホールしてごっそり部品交換となります)

なお、
オートマフルード(作動油)を入れる場所は、取扱説明書に記載されていますので、そちらをご覧ください。

ランドローバーに付属する「取扱説明書」は、
ランドローバーを維持するための「座右の書」です。

中古で購入した際に取扱説明書が付いてこなかった場合は、
なんとしてでも、入手されますことをお勧めいたします。

(オークションで売っている場合もあります)


なお、もしオートマフルードを交換される場合は、
必ず、スクリーンの交換をお願いします。

※スクリーンというのは、作動油のフィルター(エレメント)です。

オイルスクリーン オートマチックトランスミッション用はこちらです>


ラジオが入りにくいのでロッドアンテナを付たい

セカンドレンジローバー

Q.
ラジオが入りにくいので、天井にロッドアンテナをつけようと思います。どの部分がよいか教えてください。

A.
レンジローバーのラジオは、正常に機能していれば入りにくいということはありません。

おそらく、ラジオ本体またはアンテナの故障ではないかと察せられます。

まずは、故障箇所の特定を先にされることをお勧めさせていただきます。

率直に申しまして、
レンジローバーは、機能しさえすれば、標準仕様で「完璧」なクルマです。

普通の四駆が、あれを付けてこれを付けて、と、いろいろ「付けて楽しむクルマ」とするならば、

レンジローバーは、「生まれたときから既に完璧。これ以上何もいらない、余計なものはあってはならない」美しさがあります。

したがって、レンジローバーは初期性能の維持が「問題の中心」となります。

当初の設計にない後付け部品を取付けることは、
レンジローバーの調和の取れた世界を崩すことになります。

後付けの部品は極力控えるようにされますことをお勧めさせていただいております。


レンジローバーの中古車の選び方

セカンドレンジローバー

Q.
ご無沙汰しています。レンジローバーに乗り出して3ヶ月になりました。
いろいろ適切なアドバイスをいただき、レンジローバーについて知り、愛着もわいてきました。エアサスペンションをコイルに交換してから、慣れたのか、ローバーの車全体の味のある走りに魅了されてます。同時に整備のためにとネットで部品をみて2NDレンジローバー関係がこんなに多いことにも気づきました。愛用者が多いですね。
 
 そして、数日前に、ネットオークションで「綺麗な2NDレンジローバー、ボーグ」というタイトルで完全売り切りの車を見つけました。
 2000年12月製で4.6ボーグです。商品説明を見たらエアサスペンションも良好のようで、何より購入後の定期的整備記録があり信頼できると思いましたので、オークションに参加してみようと思いますが、どう思われますか。
 やはり、レンジローバーはエアサスで乗るのがこの車の魅力を一番堪能できるようですね。ただ、心配なのは、4.6エンジン関係は私の1999年製4.0エンジンと比較してどうかということです。オークションが○月○○日までですから、入札価格によってはとりやめます。
困ったときだけの相談で申し訳ありません。
 どうぞ、よきアドバイスをよろしくお願いします。
(福岡県 O 様)

A.
いろんな個体をみつけて想いを巡らす、悩ましい「時」も、ローバーライフの一つかと存じます。

本当に至福な時かと存じます。

ところで、オークションの写真だけ見ただけでは、
情報量は本当にわずかです。判断しようがありません。

(ランドローバーの善し悪しは、ボディ表面の光沢からだけでは判断できません)

また、「購入後の定期的整備記録」があるとのことですが、
購入前にそこに記載されている内容を確認することをお勧めします。

2nd レンジローバーは経験上、
年数を経ると必ず交換が必要となる部品がありますので、
それら部品が交換済みなのかどうかを確認できれば、
今後必要な出費の見当がつきます。

とはいえ、レンジローバーの中古車はそもそも、
自分で修理をしていくことは織り込み済み(想定内)として、
あくまでも「素材」を買うつもりで割り切るべきと存じます。

その方が後々何かあっても落胆することが少ないです。


2nd レンジローバーのご相談をいただきながらこういうことを申すのはなんですが、

せっかくレンジローバーの世界に触れられたわけですから、
1970年にデビューした2ドアのクラシックレンジローバーを
視野に入れられてはいかがでしょうか。

とはいえ、キャブレターエンジンは調子を出すのがなかなか難しいのと、
2ドアよりも4ドアの方が使い勝手が良いことを考慮して、
1990年代前半迄の4ドアのクラシックレンジローバーをご購入の対象にされてはいかがでしょうか。


クラシックレンジローバーをお勧めする理由は、次の3つです。

レンジローバーはご存知の通り
故スペン・キングさんがリーダーとなってこの世に誕生したわけですが、
この当初の設計思想を体現したのは、まさに
1970年デビューのクラシックレンジローバーをおいて他にはありません。

スペン(スペンサー)・キングさんは2010年6月29日に逝去されました。
(享年85歳)

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

この2ドアのクラシックレンジローバーは、
それまでこの宇宙に存在していた四輪駆動車とは一線を画した、
極めて先取なコンセプトから生まれ、かつ構造も画期的なものでした。

この宇宙の歴史的価値を持つクラシックレンジローバーに乗れるのは、
「今」しかないと思います(あと10年後では諸事情により難しくなってくるのではないでしょうか。。。)

これが一つ目の理由です。


二つ目の理由として、
セカンドレンジローバー以降は
クルマとしてのサイズが大きすぎて、
日本のオフロードでは非常に使いにくいものとなっているからです。

幅が広すぎて、ズバリ、山道に入れません(涙)。


三つ目の理由は、
2nd レンジローバー以降、大量の電子機器が搭載されていることにより、
クルマとしての寿命が確実に短くなっているためです。

ランドローバーは、1948年にデビューして以来、
日本を含めて世界中で活躍し、古いランドローバーは今なお
現役で活躍しています。

1950年代、60年代製のランドローバーが
40年、50年経っても今なお活躍している一方で、
まだ20年も経っていないセカンドレンジローバーは
修理が非常に困難な状況にある個体が少なくありません。

  • コンピューター(プリント基板)の腐食や配線コネクターのサビによる接触不良等、電子機器のトラブルにより、故障箇所の特定が極めて困難のため、修理しようにもどこから手をつけていいのかわからない
  • 部品の供給終了により修理できない

だんだんこのような状況になりつつあります。


せっかくレンジローバーに興味を寄せられているのですから、
この機会に元祖たるクラシックレンジローバーの世界を味わってみられることを強くお勧めさせていただきます。


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