シート分解 ランドローバーディスカバリー1
シートの分解のしかた
ランドローバーディスカバリー1
ディスカバリー1のフロントシートの座面が落ち込んだというお問合せをしばしばいただきます。
原因は、シート座面のクッション(スポンジ)のを支えるスプリングシート(ゴムシート)が切れてクッションが下に落ちるためです。
シート座面のゴムシートが破損した事例
スプリングシートが破損するとシート座面が大きく落ち込みます
スプリングシートは完全に切れていました
以下では、シート修理の際のためにシートを分解する手順をご案内させていただきます。
フロントシート座面の分解のしかた
ランドローバーディスカバリー1のシート座面です
シート取り付けボルトを緩めます
前側のボルト左右2本を緩めます
後ろ側のボルト2本を緩めます
シート取り付けボルトは1座席につき4本です
シートを取り外した状態
カバーのホックを外します(写真はシートを取り外す前の状態)
カバー末端の折り返しを外します
カバーを外すとシート座面のクッションが分離します
ペンチを使ってスプリングシートのフックを外します
この茶色のスプリングシートは部品供給されていませんので、創意工夫で修理をすることになります。
おまけ
シートの背もたれはどのような構造になっているか
フロントシートの背もたれのカバーを外すとこんな感じです
腰があたる部分に帯状のものがあります
ヘッドレスト部分です
腰があたる部分の帯状のものは、ハンドルを回転させることにより堅さを調整できます
リアシートの構造はどうなっているか
リア左シートです
リア左シートの底面は黒色樹脂製の板が張られています
板を外すとスプリングとスポンジが見えます
カバーのねじを外してフック状のものを外すとスポンジが分離します
骨はパイプ構造です
背もたれも座面と同じような構造になっています
金具を取り外します
リア左シートのフレーム(骨)です
リア左シートの部品構成です
リア右シートです
基本構造はリア左と同じです
シート分解に使う工具
- ナイフ(カッター) スポンジや表地を燃えるゴミに出す際に細かく切るのに使います。
- はさみ 金属板を切れるような丈夫なはさみがお勧め。
- ねじ回し 現物確認してください。
たまにレンチのサイズを聞いてくる人がいますが、レンチをあてがってみればわかるものをわざわざ人に問い合わせるということは、よほどやる気がないか、自らの手と頭を動かして取り組む姿勢がない証拠です。なんでも人に聞いて回って(情報はタダだと勘違いして教えてくれる人に敬意を払うことなく)自分だけ良ければそれで良いという「クレクレ星人」に対しては、同じランドローバー愛好家とは認識致しません。お付き合いは一切出来かねますので問い合わせしないでください。以上よろしくお願いいたします。
- ペンチ コイルスプリングやフックを取り外すのに使います。
- ごみ袋 ゴミ回収の分別(ぶんべつ)区分は自治体により異なります。
新潟県三条市の場合は、以下の通りにしています。
◎スポンジと表地:
燃えるゴミとして細かく刻んで燃えるゴミ袋に入れて出します。
◎フレーム、金具、ねじ等の金属部分:
金属回収業者さんに持ち込みます。
その他の修理はこちら:
ランドローバー愛好家さまによる修理事例一覧
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