:2016年3月19日走行中ハンドルが振れ出した時

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:2016年3月19日

シミー（走行中に突然ハンドルが振れ出す）の解決法

このメールは　BPJ【英国四輪】
http://rangerover.morimori-forest.com
をご利用いただいているランドローバー愛好家さまと修理業者さまにお送りしています。

舘脇信王丸です。

本日は、
ランドローバー愛好家さまにとって非常に大切な情報を
シェアさせていただきたく、スイスのバーゼル（Basel）にて
このメールを書いています。

内容は、ステアリングの「シミー」についてです。

「シミー」（Shimmy）というのは、
走行中にスピードを上げていくといきなりステアリングホイール
（ハンドル）が左右に振れ出す、というこわい現象です。

ご経験がおありの方も多いのではないでしょうか。

私じしんクラシックレンジで何度か経験したことがあり、
大抵は高速道路でスピードを上げていくと
時速８０キロ程度でいきなり、ハンドルが左右に振れ始めます。

初めて経験した時は、
ホイールナットが緩んでもうすぐタイヤが外れるのかと思いました。
（タイヤが飛んでいき対向車にぶつからなければ良いがと、見当違いの心配をしたものです）

いっこうに振れが止まらないのでスピードを緩めていくと
時速４０〜５０キロ程度になるとようやく止まります。

また、私は経験したことがないのですが、時速４０キロ程度からシミーが起きる場合もあるようです。

振れ始めるキッカケは、
アスファルトの継ぎ目の小さな段差であったり、
路面のわずかな凹みであったりしますが、
高速道路ですからそれ程大きな段差や凹みがあるわけではなく、
普通なら気にも留めない程度の路面の凹凸です。

そのようなほぼ平坦な路面で、
いきなりハンドルが振れ出すのですから、
知識なく経験すると（いや知識があっても）ほとんどの方は「しぬかと思った」と表現されます。

全く同感です。

何度経験してもいやなものです。

このシミー現象は、
ランドローバーに限らずクルマ一般に起きる現象ですが、
いろいろお話しを聞く限りではランドローバーは、
他のクルマよりもシミーが起きやすいようです。

もちろん、
日本に限らずイギリスをはじめ世界中の
ランドローバーに共通して起きているわけで、
世界中のランドローバー愛好家さんが同様に困っています。

※
ここでいう「ランドローバー」とは、
当店の守備範囲であるクラシックレンジローバー、
ディスカバリー１、ディフェンダーをさしますが、
インターネットを検索するとサードレンジローバーについても見つかりました。

さて、このシミー現象ですが、解決するのに意外に手こずることがあります。

過去に、シミーがどうしても解決しなかったため
やむなくクラシックレンジローバーを買い換えたことがある、
という方も現実にいらっしゃいます（ご本人から直接お聞きしました）。

当店にもときどきお問合せいただくのですが、
解決策を書き出すと非常に長くなるし網羅しきれないので
どうしたものかと思っていましたが、
先日、当店ご利用者さまからレポートを頂戴しました。

この方は、
これまで所有されたクラシックレンジローバー（２台）と
ディスカバリー１（１台）の合計３台ともシミーに悩まされ、
長い間の試行錯誤の結果、すべてのシミーを解決されたとのことです。

シミーを経験すると「しぬほど怖い」のと、
ランドローバーそのものを手放さざるを得なくなる場合がある
ことを踏まえると、このレポートの価値は計り知れません。

A4用紙で８ページにわたるこのレポートは、
情報が満載で、私じしん経験・検証したことのない内容が多いため
コメントできる立場にはないのですが、
ご自身で頭脳と手を動かしてシミーを解決した軌跡は、
シミーでお困りの方にとって非常に有益な情報ですので、
執筆者さまのご許可を得てご紹介させていただきます。

以下をクリックしてダウンロードしてください：

:シミー対策
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=i8e1DK

※
このホームページアドレスは検索に引っ掛かかりません。

※
このレポートはステアリングという安全の要（かなめ）を取り扱っており、ご自身と周囲の生命・財産に関わります。

生半可な知識でいじったことによる不測の事態を防ぐために、お読みいただけるのは、当店ご利用者さま限定とさせていただきます。他の方への転送はお控えください。

※
現在、シミーでお悩みの方はこのメールを返信するかたちで遠慮無くご連絡ください。

その際、詳しい状況をお聞かせいただきたいので、
例えば、シミー対策レポートの４ページ目の一覧表をベースにして、
○○はやった、□□はまだ、というふうに記述していただけると理解が早いです。

■今後の予定

いま現在はスイスにいますが、２３日（水）に日本に戻ります。

２４日（木）、２５日（金）は事務所にいます。

２６日（土）、２７日（日）は国内出張とさせていただきます。

２８日（月）からは毎日事務所におります。