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質問コーナー2 BPJ【英国四輪駆動車部品販売】

質問コーナー2

Q.クラシックレンジローバーのリアサスペンションに付いているセルフレベリングユニットはどんな役目をしていますか。


まず、セルフレベリングユニットは、コイルスプリング仕様のクラシックレンジローバーののリアサスペンションに付いています。

リアアクスルホーシングの真ん中(デフ玉の斜め上)にAアームボールジョイントが付いていますが、そこから伸びているブラケットと、シャシのクロスメンバーとの間に太い筒があれば、それがセルフレベリングユニットです。

セルフレベリングユニット クラシックレンジローバー

イラスト1番がセルフレベリングユニットです


セルフレベリングユニットが付いていない車両は以下の通りです。

  • クラシックレンジローバー エアサス仕様には付いていません。
  • ディスカバリー1にも付いていません。
  • ディフェンダーについては、1990年代頃迄は、クラシックレンジ用よりも太いものが付いていましたが、2000年頃から付かなくなりました。


さて、ここからが本題です。


セルフレベリングユニットは、クラシックレンジローバー(以下 RRCと略します)が1970年にデビューした当初から付いていたわけですが、RRCはサスペンションのコイルスプリングが柔らかいことにより積載時にお尻下がりになるのを防ぐために、セルフレベリングユニットがつっぱってお尻を持ち上げて車体を水平に保とうとする役目があります。

つまり、RRC独特の柔らかいコイルスプリングは、セルフレベリングユニットあればこそ実現できたと言えます。

1970年当時、セルフレベリングユニットは、柔らかいサスペンションでありながら荷物を積んでもお尻が下がりにくいという、画期的なものでありました。

RRCがデビューした1970年当時、レンジローバーは働くクルマとしての機能、例えば、室内床面が汚れたら水洗いできるとか、荷物をたくさん積めるという面もしっかり訴求しており、荷物を積んだためにお尻下がりになることは絶対に避けたかったと推測されます。

ちなみに、数年前に訪問した、英国ソリハル工場敷地内にあるレンジローバー博物館には、セルフレベリングユニットが誇らしく展示されていました。

セルフレベリングユニット クラシックレンジローバー

クラシックレンジローバー用セルフレベリングユニットです


セルフレベリングユニット クラシックレンジローバー

クラシックレンジローバー用セルフレベリングユニットです


(2018年4月 英国ランドローバー社 ソリハル工場内 レンジローバー博物館にて撮影)


セルフレベリングレベリングユニットは、荷物を載せた直後はお尻下がりになるものの、走り出して上下運動していくうちにお尻が持ち上がって水平になっていきます。

もちろん空荷時と全く同じように水平になるとまでは言えないものの、お尻下がりはかなり抑えられます。


なお、エアサス仕様の場合は、ハイトセンサーにより車体を水平に保つように制御されるため、セルフレベリングユニットは不要となりました。

セルフレベリングユニットは元々、非常に高価な部品で、エアサス制御でセルフレベリングユニット廃止に伴いコストがかなり抑えれたとも言えます。

ディスカバリー1は、コイルスプリングであるものの、販売価格を抑えるためにセルフレベリングユニットは付いていません。

ちなみに、RRCにはセルフレベリングユニットが付いており車体を水平に保つことから光軸調整は付いていませんが、ディスカバリー1には光軸調整が付いているものもありました。ただし発売当時の日本の法律では光軸調整は禁止だったため、日本向けは光軸調整機能が使えない状態で販売されていました。(現在は法律が変わって光軸調整機能OK)

ちなみにゲレンデワーゲン(ゲレンデヴァーゲン、メルセデス・ベンツ G-Class)は、元々サスペンションがRRCよりもかたいため積載してもお尻下がりになる量は少なく、セルフレベリングユニットは付いていないため、光軸調整が付いています。


ディフェンダーについては、セルフレベリングユニットは1990年代迄は付いていました。ディフェンダーのセルフレベリングユニットは、RRC用よりも太いもので、より重たい積載に対応するようになっていました。

2000年頃以降のディフェンダーにはセルフレベリングユニットは廃止されています。世界同時に廃止されたというわけではなく、北米や日本のような先進国向けには付いて無くて、アフリカ等のオフロード向けには最後まで付いていたようであります。

これは以下の理由が考えられます。

  • コスト削減
  • 現在のディフェンダー乗りは、重い荷物の積載をしなくなった。
  • 重たい荷物を載せるとセルフレベリングがつっぱって車体を水平に保とうとするわけだが、そうすると、ちょうど「やじろべえ」のような感じになってコーナリングのロールがきつくなる。これを嫌う人もいる。つまり、重い荷物が積まれてお尻下がりになって重心が下るほうが安定するので、お尻下がりになった状態のほうが良いという人もいる。

僻地の凸凹(デコボコ)道を、荷物を載せて走っているぶんにはセルフレベリングユニットは非常に有効だと思いますが、現在、ほとんどのディフェンダーはアスファルトを走っており高速道路も多用するとなると、ロールするのはこわいという声が上がるのは容易に想像がつきます。


セルフレベリングユニットを後付するには

先述のとおり、セルフレベリングユニットは、エアサス仕様のRRCやディスカバリー1には付いていませんが、それを後付けする方法があります。

具体的には以下の通りです。

  • セルフレベリングユニットと上下の取付金具を入手する。
  • Aアームボールジョイントが取り付けられている金具を、セルフレベリングユニット対応に交換する。
  • シャシのクロスメンバーに、四角形プレートを溶接する。その際、荷台床面を取り外すと作業しやすいが、床面が波形アルミ板の場合はリベットをドリルでもんで取り外す。床面が鉄板の場合は、スポット溶接をドリルでもんで取り外すと板がヨレヨレになって再利用できなさそうなので、波形アルミ板を見つけてくるか、あるいは、鉄板を必要部分だけ切って穴をあけて、後にふさぐほうが無難と思われます。


セルフレベリングユニットはリビルド品をご用意できます

セルフレベリングユニットは、現在、RRC用もディフェンダー用も供給終了していますが、リビルド修理品は確保可能です。

□純正品 供給終了
□社外品 なし
□純正リビルド品 お取り寄せ可能です 

純正リビルド品は、品質よく、純正新品と同等、または、リビルド後に1本づつ丁寧に検品しているため、純正新品よりも品質安心とも言えます。




故障・不具合の事例その1 
https://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=sKKWTL

故障・不具合の事例その2
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