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バキューム進角交換 ランドローバーV8エンジン

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2023年8月23日

バキューム進角交換 ランドローバーV8エンジン

これまたお写真をいただきましたので、ご許可を得てご紹介させていただきます。


バキューム進角アドバンサー ランドローバーV8

バキューム進角を分解してみた様子


取り外したバキューム進角を分解してみたら、ダイヤフラム(薄い膜)はぴらぴらのフィルムとのことでした。

この部品は、ルーカスの名前入りで、多分10年以上使っているはずとのこと。

私、もっと厚いゴム膜かと思い込んでいましたが、どこでどう勘違いし続けていたのか・・・大いに反省しました。



ところで、ランドローバーV8エンジンは、運転していて楽しいエンジンなのは間違いない、のではありますが、ディストリビューター(略してディスビ)の故障がかなりあります。

オーナー様ご自身で修理できるのは非常に心強いです。


バキューム進角アドバンサー ランドローバーV8

バキューム進角の交換作業


旧 は元々付いていたバキューム進角。

新 は今回お届けしたバキューム進角。


ちなみに、このディストリビューターは、元々はディストリビューターの脇にイグナイターモジュールが付くのですが、配線を出して離れた場所にイグナイターが設置されています。(写真にはイグナイターは映っていません)


クラシックレンジローバーの最終モデル、ならびに、ディスカバリー1 後期は、最初からイグナイターが離れた場所に設置されるように変更されました。これは「リモートタイプ」と呼ばれます。


リモートタイプでない場合、ほとんどの場合、イグナイター交換の際にディストリビューターをエンジンから引っこ抜く必要があるのですが、ディストリビューターを引っこ抜くのは時間が掛かり、できれば出先でやりたくない作業です。


リモートタイプにすると、

  • イグナイター交換が容易になる。
  • なんでしたら、イグナイターを2個取り付けておいて、走行中にエンジンがいきなり止まった場合、イグナイターの配線を付け替えて掛かるかどうかを確かめることができる(掛からなければディスビローター故障の可能性もあり) ← 部品交換が簡単なものからやってみる。
  • イグナイター熱に弱いため、なるべく涼しい場所に置いたほうがこわれにくい。

というメリットがあります。


リモートタイプでないディストリビューターの場合であっても、「リモート式」に改造(ディスビ脇からイグナイターを取り外して、配線コードを伸ばして涼しい場所にイグナイターを設置)することをおすすめしています。(イグナイターを取り付ける場所として、アルミ板またはアルミ製ヒートシンクを用意します。ステンレスや樹脂等では放熱がわるくイグナイター故障の原因となります)



神奈川県 T 様、貴重な情報ありがとうございました!





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