キングピンのガタ ディフェンダー110 ABS付き
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2023年3月18日
キングピンのガタ ディフェンダー110 ABS付き
ランドローバーのフロントタイヤのガタはよくあります。
ガタが出る場所は、大きくは以下の2つです。
・ハブのガタ
・キングピンのガタ
ハブなのか、キングピンなのか、を調べる方法は、以下の通りです。
1.フロントタイヤを持ち上げて、タイヤが自由に回る状態にする。
2.タイヤを両手でがっしり掴んで、上下左右手前奥に揺すってみる。
手や服が汚れるので、手袋をはめたり、汚れても良い服で行います。
このときにガタがあれば、ハブのガタなのか、キングピンのガタなのかはわからないが、とにかくガタがあることがわかる。
3.ブレーキペダルを踏んでブレーキをかける。
誰か道行く人に声を掛けてブレーキペダルを踏んでいただくか、あるいは、ブレーキペダルとシート座面との間に、棒のようなものを差し込んでフットブレーキを掛けます。
パーキングブレーキを掛けても意味がないです。
フロントブレーキを効かせるとハブのガタが無くなります。
ブレーキを踏んだ状態で、同じようにタイヤを揺すってみて、ガタが相変わらず出ているか、それとも、ガタが無くなっているか、をみます。
フロントタイヤ付け根の構造上、以下の通りとなります。
・ブレーキを掛けるとガタが止まる → ハブのガタ。
・ブレーキを掛けてもガタが出ている → キングピンのガタ。
キングピンのガタの場合、キングピン上下のベアリングの交換をすることが多いです。
たとえば、ABS(アンチロックブレーキシステム)付きのキングピン上はこのような部品です。
ディフェンダー110(ABS付き)対応のキングピンセット 上(アッパー)です
キングピン上セット内訳:
- キングピン 上 本体
- ABSセンサースリーブ(銅色の筒形)
- ABSセンサーシール(黒色のリング形)
- シム(厚さ違いが1枚つづ4種類)
- テーパーローラーベアリング
- オーリング
ABSなしのキングピン(上)の場合、ABSセンサーが差し込まれる穴がありません。(つまり、ABSセンサースリーブなし、ABSセンサーシールなし)
キングピン下は、ABS付き、なし、ともに、同じ部品です。
キングピン(下)の部品構成は以下の通りです。
キングピン(下)部品構成:
- キングピン(下)本体
- キングピン(下)ベアリング(ローラーベアリング。上とは別部品)
- 紙ガスケット
なお、スイベルハウジング内にスイベルグリスが入っており(1990年代はギアオイルが入っていた)漏れないように、キングピン(下)には紙ガスケットがはまっています。
キングピン(上)には、紙ガスケットはありません。
以上は、ディフェンダー110(2000年代以降〜)の部品です。
車種・年式により部品が変わっていますので、必ず車台番号をご連絡ください。
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