ERR4352 ステッピングモーター先端直径 DEF
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2023年8月25日
ERR4352 ステッピングモーター先端直径 DEF90 V8
1998年前後のディフェンダー90 V8 4.0リットルに使われているステッピングモーターの先端の直径が、部品によってはまちまちです。
(ステッピングモーターは、ステッパーモーター とか アイドルコントロールバルブ とか ICV 等とも呼ばれます)
ディフェンダー90 V8 4.0リットル対応のステッピングモーターです
先端部分の直径 左:13.4mm 中:11.0mm 右:11.0ミリ
先日、ランドローバー専門店様に何本か納品させていただいたところ、先端直径が細いもの(直径11.0ミリ)を取り付けてエンジンを掛けたら、プレナムチャンバー側の穴を通ったとのことでした!
修理工場様がお手持ちのステッピングモーターと、当店が納品したステッピングモーター(黄色いタグ付きのもの)
ステッピングモーター先端の直径が異なります
プレナムチャンバーにステッピングモーター先端を差し込んでみます
ステッピングモーター先端がプレナムチャンバーの穴を通り抜けてしまいました!
これでは具合が悪いです。
完全にだめです。
ステッピングモーターは、エンジンが回っている間、ねじ部分が回転して、ステッピングモーター先端とプレナムチャンバーの穴とのすき間を通る空気の流量を調整することで、アイドリング回転を自動調整します。
しかるに、プレナムチャンバーの穴からステッピングモーターが突き抜ければ、エア流量の調整のしようがありません。
今回、ステッピングモーター先端がめいっぱい伸びて、ステッピングモーターから外れたとのことでした・・・プレナムチャンバーを取り外して、ステッピングモーター先端を回収することに。
このような事例を初めて知りました。
写真ご提供:ワイズガレージ御中 相馬様(埼玉県)
ありがとうございます!
・プレナムチャンバーの穴の直径は、個体差があるのか
・ステッピングモーター(ERR4352)先端の直径が何種類もあるのはどいういうことか
製造から20年以上経過したクルマではありますが、日々、新たな謎が深まるばかりです。
ステッピングモーターは RRC / DIS1 用と DEF90用 とは別部品です
ステッピングモーターは、クラシックレンジローバー、ディスカバリー1用とディフェンダー90用とでは部品が異なります。
- ETC6660 クラシックレンジローバー(RRC)用
- ERR5199 ディスカバリー1(DIS1)用
- ERR4352 ディフェンダー90(DEF90)用
- ETC6660 と ERR5199 とは、外観が全く同じで、見分けが付きません。両者は、互換性があると思われますが、個体差があるため、いくつかお試しいただいて、いちばん調子が出るものをご利用いただくようにしています。
- ERR4352 については、純正品、社外1、社外2、をお試しいただけるようにしています。
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