ソリハル工場レンジローバー博物館 201804_2
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ソリハル工場レンジローバー博物館 その2
2018年4月7日のこと (2023年3月22日記す)
レンジローバー博物館のご紹介を続けます。
レンジローバーが誕生した1970年当時の時代背景が感じられる展示です
レンジローバーをベース車輌とした、さまざまな車輌が生み出されました。
レンジローバーの開発に携わった人たち
1970年代のレンジローバーは、フロントバンパーにキャプスタンウインチを取り付けることができます
キャプスタンウインチとは:
キャプスタンウインチは、エンジン回転で駆動されます。
キャプスタンウインチを回転させた状態にしておき、ウインチドラムにロープを数回巻きつけて、ロープを手で持って少し引っ張ると、ロープにテンション(張力)がかかり、ウインチドラムとの摩擦力で、ロープが引っ張られます。
こんにちよくあるウインチは、ドラムにロープを巻きつけてありますが、これだと、ロープの長さしか巻き取ることができません。
しかし、キャプスタンウインチの場合は、長いロープを使えば、いくらでも巻き取ることができる(エンドレスに巻ける)という、素晴らしい構造になっています。
とはいえ、こんにち、キャプスタンウインチを搭載した四駆は本当に少なくなっており、現役で使っているのを見るのは船舶ぐらいかと思います。
それ以外としては、ランドローバーのイベントで、キャプスタンウインチ付きランドローバーのオーナーさんが実演するのを見るくらいかと思います。
ひじょうに状態の良いシートです
レンジローバー博物館は、事前予約制で見学者が限定されているせいか、シートのいたみが感じられない、ほとんど新品のような感じでした。
今後、どのような感じで変化していくか、将来もときどき再訪したいと思います。
この車両は、インターネットでよく目にしているのですが、ロールバーの取り付けはどのようになっているのか、知りたいとずっと思っていました。
今回、実物を目の前にして、よくわかりました。
転倒すると変形はまぬがれないとは思いますが、低速領域での走行テストでは必要じゅうぶんというのが率直な感想です。
2ドアレンジローバーのリボーン 135,000ポンド〜
2023年3月22日記す
訪問したのは2018年4月で、ランドローバー社がリボーン(Land Rover Reborn)を発表し、生産終了している古い年式のランドローバーをフルレストアして販売するプロジェクトが進行していました。
2018年当時、2ドアレンジローバー部品で供給終了しているものが多数あり、ランドローバー社以外の業者が再生産(リプロダクション)しているものがあればラッキーで、でなければ、文字通り世界中から部品を探して、ようやく入手できたと思ったら、袋は埃(ほこり)まみれで、たぶん数十年間長期保存されたものと思われるものが多かったです。「
2018年当時、ランドローバー社が部品生産を再開することを期待していたのですが、2023年3月現在もそれはないです。
ではリボーン(Reborn =フルレストア)するにあたって、部品をどうやって調達しているかといえば、ランドローバー社の在庫部品または英国ランドローバー専門店さんが保管していた部品をかき集めて組み立てたようであります。
例えば、リボーンされた2ドアレンジローバーは、シートがかなりヤレていたため、おそらくは新品の確保ができなかったのではないか。。
2ドアレンジのシートは、シートベルトアンカーがシートに付いている独特なもので、1990年代前後のクラシックレンジローバーのシートとは作りが全く異なります。
2ドアレンジローバーは、1990年代にも、台数は少ないものの、電子制御ローバーV8エンジンを搭載して生産されていたのですが、その際、シートは生産されなかったのか、生産されたとしても、部品供給用にたくさんは生産されていないかの、どちらかだと思います。
そのへんは不明です。
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