新型ブロンコ レースマシン ポータルアクスル
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2023年9月8日
新型ブロンコ レースマシン ポータルアクスル
新型ブロンコは、2021年に発売開始されるのと並行して、販促(プロモーション)の一環として、フォード社の肝いりでオフロードレースマシンが制作されて、果敢にオフロードレースに出場しています。
今をときめく新型ブロンコのレースマシンです
写真でわかる通り、
フロントは
- 独立懸架(インデペンデントサスペンション)
- ポータルアクスル(ゲート型アクスル) → タイヤを回すドライブシャフトが、タイヤ中心よりも高い位置にあり、最低地上高が高い。
リアは、写真ではわかりずらいですが、
- リジッドアクスル(アクスルホーシング)
- ポータルアクスルではなさそう(未確認)
ポータルアクスル構造じたいは数十年前からあり、ランドローバーやゲレンデヴァーゲン等々の四駆に付けるアフターパーツも存在するのですが、取扱業者さんからお聞きしたところでは、大きくジャンプして着地すると破損するとのことでした。
39インチとか40インチサイズタイヤを装着して、飛んだり跳ねたりするには、かなり丈夫である必要があります。
スピードを出すオフロードレースは、機械にものすごく負荷がかかります。
このマシンもそうですが、トロフィートラックを含め、エンジン出力が700馬力、800馬力、あるいは1,000馬力超えのオフロードマシンで、リアサスが独立懸架のものは、少なくともオフロードレースの上位入賞マシンでは見当たらず、エンジン出力と、飛んだり跳ねたりする衝撃に耐えることができるリアサスペンションは、少なくとも2023年現時点では、リジッドアクスルの一択になるようです。
結果として、スピードを出すマシンとしては、
・フロントは独立懸架
・リアはリジッドアクスル
という構成が安全パイということに、少なくとも、2023年9月時点では、なっているようです。
もちろん、リアアクスルホーシングは、できるだけ丈夫、かつ、できるだけ軽量、に作られていることは間違いないとは思います。
このマシンが破損したのはまだ見たことはありませんが、レース中にタイヤがもげたり、レース後にヒビ(クラック)が入っているのが見つかるマシンはYoutubeにちょくちょく出てきており、何事にも限度っちゅうものがあります。
地面の凸凹に応じて、どの程度スロットルを開けてよいものか、また、どの程度飛んだり跳ねたりしてよいものかは、実際に走り込んでみないとわからないものだと、遠くを見ながら、妄想する次第です。
マシン番号 2567番は 以下の2人のオフロードレーサーが持つ番号が反映されています。
- 25番 Vaughn Gittin(ボーン・ギッティン)さん
フォード社のマシンでドリフト競技にも参戦されていらっしゃり、オン、オフ、ともに、マシンを操るのに長けた方のようです。
- 67番 Loren Healy (ローレン・ヒーリー)さん
オフロードレース KOH(キングオブハンマース)の常連で、いま勢いのあるオフロードレーサーのお一人。
KOH 2023年 予選での走り(Youtubeショート動画)
https://www.youtube.com/shorts/nVXXP0Eid2o
↑
これを観てから寝ると安眠できます。
この二人が、新型ブロンコ(量産する前のモデル)でKOH(キングオブハンマース)の予選コースを走ったときの動画(2021年)
サムネイルでハンドルを握っているのが 67番 Loren Healy (ローレン・ヒーリー)さんです。
髭が長いほうが 25番 Vaughn Gittin(ボーン・ギッティン)さんです。
飛んだり跳ねたりするマシンは、
- 丈夫に作る必要がある
- レース中の破損を覚悟する
- レースに出場するからには駆動系部品のスペアが2セットは必要。つまりマシンに取付け済み分を含めて3セットは必要
- お金がかかる
- 修理に時間がかかる
等々、オフロード愛好家にとって、非常に狭き門です。
生きているうちに、なんとかして、味わってみたいものです。
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