パワステホース クラシックレンジローバー BPJ
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2023年3月31日
クラシックレンジローバー用パワステホースリビルド修理
クラシックレンジローバー用パワステホース(油圧ホース)のお問い合わせをよくいただきますので、以下、ご説明させていただきます。
パワステホース3本のうち2本は国内リビルド修理を承っています
パワステホース3本のうち2本は、金属パイプにゴムホースが接続されています。この接続部分は「加締め(かしめ)」加工と呼ばれる、筒状の金属金具を専用機械でギュッと押しつぶすことでゴムホースを固定しています。
この「かしめ」部分から作動油(オイル)が漏れることが非常に多いです。
新車当時からオイルが滲んでいた車両もあったくらいです。
ゴムホースを注意深く取り外してわかったのですが、ゴムホースがささっている場所の金属パイプが非常にノッペリしており、こりゃ漏れるわけだ、と納得しました。。
更に、車齢が30年前後経過しているもんですから、ゴムホースが劣化して硬くなって縮んでいるため、ダダ漏れになっている車両もあります。
パワステホースは、純正品は供給終了しています。
社外品は、過去には取り寄せてみたこともあるのですが、すぐに漏れることが多発して懲りて現在は一切取り扱いをしていません。
で、現在はどうしているかといいますと、パワステホースの国内リビルド修理を承っております。
車両から取り外して当店宛にお送りいただき、専門業者さんにてリビルド修理をしていただきます。
その際、たんにゴムホースを取り替えただけでは滲み漏れることが容易に想像されるため、ゴムホースがはまる場所にタケノコ形の口金を取り付け加工しています。
また、ゴムホース両端に金属パイプが付く場合、取付状態でゴムホースにねじり応力がかからないように、ジョイントを追加します。
ゴムホースは捻り応力がかかると寿命が短くなるため、そのように施工しています。
上記の金属加工を経て、めっき処理、次にゴムホース取付、加締め処理、という段階を経ます。
残り1本のゴムだけのホースは国内制作しました(前期タイプ)
ゴムだけのホースは、国内制作しました。
※前期タイプ(〜1993年頃迄)のホースの場合です。
1994年後頃以降の、M字をつぶしたような異形ゴムホースについては、英国より仕入れています。
以上の結果、世界最高品質の油圧ホースに仕上がっているのではないかと自負している次第です。
・・・私自身が施工しているのではなく取引業者さんの作品の賜物です。
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