パワステギアボックス分解 ランドローバー RRC
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パワステギアボックス油漏れ修理
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パワステギアボックス分解
以下、お送りいただいた写真と文章を掲載させていただきます。
こんばんは❗️
先日ヤフオクでストック用にステアリングギアボックス(1990年型に付いていた純正ADWEST)を入手しました。
昨日バラしてみたところ、新たな事実が分かりましたのでご報告いたします。
これはセクターシャフト(アウトプット側)が入っているところの穴ですが、以前ネットの情報からここには2つのニードルベアリングが圧入されているはずでしたが、この年式のステアリングギアボックスにはニードルベアリングは無く、すべり軸受(ブッシュ)が用いられているということがわかりました。
いつからニードルベアリングになったのかはわかりませんが、ある時点で設計変更が実施されたようです。
ここの太いCリングを外すのが大変でした。
ワークショップマニュアルには、太いCリングを外すのは、ケース側面の穴からポイントドリフトというSSTをCリングの向こう側に差し込んでテコの原理で外せと書いてあったので、マイナスドライバーを入れてこじったのですが、いくらやってもびくともしない。
よく考えたらこの丸ブタは奥から油圧が掛かってCリングに密着しているので、蓋を少し奥にずらせば蓋とケースの溝のクリアランスが広がって外しやすくなるかもと思い、プラハンで叩いて奥に入れたら、想定通りCリングが出てきました❗️
2本のマイナスドライバーを駆使しながら外しました。
この太いCリングはかなりのバネ力でハマっているので、外す時に飛び出して眼などに当たる可能性があるので、細心の注意を払ってください。
私はほとんど外れた時点でロッキングプライヤーで挟んで飛び出さないようにしました。
SSTは使わずに頭を使って汎用品のみで。
上写真の極太六角棒(断面形状は正六角形)は対辺41mmのものをモノタロウで購入しました!
41mmのソケットも売ってたので、それに差し込んで使いました。
この自作SSTがなかったら、あの六角穴付きネジは外れませんでした〜。
このステアリングギアボックスは取説やワークショップマニュアルでは「リサーキュレーティングボール式」(ボールナット)と書かれていますが、これボールが使われていないのでリサーキュレーティングボール式ではないです。
ネットで調べたところ、これは「ウォーム アンド ローラー式」だと思います。
メーカーも誤解していたのでしょうか?謎ですね。
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